音声インタフェースの運命

2014-04-03 07:39

AmazonがTVにつなぐセットトップボックスを発表した。

実にAmazonらしいというかなんというか非常に常識的。でもって「音声インタフェース」があることを売りにしているらしいのだが。

上記ビデオをみてもらうと「エンダーのゲーム」を表示させようとして何度も失敗している。結局他の「認識しやすい映画」に切り替えデモを成功させている。

音声認識がクラウド対応を前提にするようになってから、考えられないくらい認識率は向上した。しかしまだ状況はこんなんである。しゃべる。そして祈る。願わくば音声認識の神様が願いを聞き届けてくれますことを。

こうした「操作する上での不安感」というのは実に楽しくないものだ。何度も書いたかもしれないが、ではどうしたらいい、と考えると「画面に表示されたボタンを押す」というのは実に素晴らしい発明であることに気がつく。もっともそれがスマートフォンなみにちゃんと反応する、という条件つきでだ。抵抗皮膜式のカーナビは

「画面を押し、そして祈る」

という状態である。