連合とか連盟にロクなものはない
2014-10-29 07:22
というのは漫画で読んだセリフだったな。人間年をとることによって賢くなるかどうかわからないが(これは「羊たちの沈黙」のセリフ)過去の間違いからある程度学ぶことはある。私も20台のころには「これだけ有名な企業が加盟している連合だからきっと成功する」と本気で考えていたことがあった。
さて
米国では興味深い「決済方法の戦争」が勃発しているらしい。
デジタル財布をめぐる戦争が勃発しようとしている。
片や Apple Pay を出したばかりのアップル、片や来年導入予定の CurrentC をサポートする企業連合だ。
私はこの「企業連合」という文字を読んだだけでその先を予測するわけだが、同時に先日みたこんな見出しを思いだす。
[シカゴ 27日 ロイター] - 米ドラッグストア大手ライト・エイド<RAD.N>が前週時点で、同社の展開する4572店舗で、米アップル<APPL.O>が打ち出した電子決済サービス「アップル・ペイ」への対応を中止していたことがわかった。
引用元:米ドラッグストア大手、アップル電子決済サービス対応中止 (ロイター) - Yahoo!ニュース BUSINESS
メディアにいるApple Haterにとっては歓喜のニュースだ。でもってそれらApple Payを締め出した企業はCurrentCにコミットするのだそうな。さてCurrentCはどのように使われるのか?
嘘のようだが本当である。アプリを立ち上げQRコードをスキャンし、それを読み取らせるのだそうな。いや、Coolだ。
Apple Pay has the better technology but they lack the retail support to dominate. If you can't use Apple Pay almost everywhere, it's doomed.
引用元:Why CurrentC will beat out Apple Pay in the end | ITworld
もちろんこういう議論もできる。そりゃ数の威力はすごいよね。
というわけで、アメリカの各地で人々がQRコードをぎこちなくスキャンする姿が見られるようになるのだろうか。そう考えると、「お財布ケータイ」が普及した日本ではおそらくそんなことはおこらないことを喜ぶべきか。
日本はどうなるんだろうね。正直いって私はApplePayと「お財布ケータイ」が共存できるものなのか否かもわかっていない。共存できればみんながハッピーだけど。