感情をモデル化しよう
2016-07-22 06:39
ソフトバンクがホンダと感情をもたせる共同研究を発表したのだそうな。
今回の研究では、感情エンジンをクルマなどのモビリティに活用。運転者との会話音声やモビリティが持つ各種センサ、カメラなどの情報から、運転者の感情を推定する。モビリティも感情をもって運転者と対話することを目指すとしている。
なるほど。では何をしようとしているのか?実際に担当するソフトバンク子会社の名前で検索し、この図にたどり着いた
まるで時代を三十年さかのぼったような図である。こんなものを21世紀になってみるとは思わなかった。ここに出ている名前であれこれ検索するとこういう記述にたどり着く。
この研究で用いられている数理は、連鎖状態記述記号を用い、微分を使用せず、微分可能性に支配されない。つまり、(例えば特異点が存在するような)離散的・非線形現象を線形的に扱えるところに特徴がある。「心と感情」の共振・共鳴といった心理的事象を情動のホメオスタシスとして解釈するために、「非線形状態の生理情報を線形に量連鎖で記述する演算子」を開発し、脳と情動とホルモン・生体物質に基づいて工学的に解明をする研究[4]・啓蒙[5]が活動の中心となっている。
引用元:光吉俊二 - Wikipedia
いや、すばらしい。こんな言葉は、、、よく見たような気がするな。
なぜかこうした「感情をモデル化」することに興味をもつ経営者は後を絶たない。この人もこれでちゃんと生計を立てられている点は尊敬に価する。
記号設置問題も、フレーム問題も全部無視してこの図に投資できる、というのはまあ忙しい経営者なら起こりがちなこと。問題はそこから金をもらってどのように生き延びるかだ。
デモはできる。しかし実用システムは決してできない。その事実に相手が気がつくまでにどれだけ「成果」を上げられるかが鍵となる。俺にはとてもできん。
まあ孫君の金だから自由に使えばいいと思う。うちの奥さんはもうソフトバンク解約するけどね。iPhoneを日本に導入してくれてありがとう。