日本の大企業あるある

2017-09-06 07:11

業界は違えど同じことはあちこちに存在しているのではないかな。

ふ〜ん!
うちと付き合い続けたかったら原価で作業しろとか、諸経費に消耗品代入れたらそんなもんお前らが負担しろとか、てめえらの工程ミスで現場飛ばしても一言も謝らずに圧力かけるのが子供に誇れる仕事だったのか。

引用元:ポニ萌えさんのツイート

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まあなんというかあれだよね。現実から遊離した世界で「夢」を語らなければ、日本の大企業に勤務なんかできないよね。

とはいえ、こうした浮世離れした企業の文化をすんなり受け入れることができる人間の多さには常々感心する。私が働いていた某重工業の某事業所がある時「これからは残業なし。定時で帰れ」と宣言したことがあった。

「そんなことできるわけないじゃないか。俺たちは月に75時間も遊んでいるというのか?」

とある男に愚痴った。彼はその時事業所の企画部門にいた。そして

「いや、これは意識改革が目的だ」

と真顔で言った。私は

「残業代払わない。これから5時にタイムカード押せ、という命令のどこが意識改革になるんだ?」

と聞いた。彼は

「いや、これは意識改革が目的だ」

と答えた。彼はいまその会社でちゃんと出世している。こういう人間は会社に愛されるよね。本人のためにも会社のためにもいいことだ。ちなみにその命令をだした所長は社長から「やればできるじゃないか」とお褒めの言葉をもらったそうである。

日本の集団の常として、このように上のほうにいる人間が現実から乖離した場合、現実との整合性をとる仕事は必ず前線に押し付けられる。肩をポンと叩いて「頼んだよ」というやつだ。それは伝播していき、もう肩を叩けない位置にいる人間にしわ寄せが行く。

それでも「会社のいうことを聞いていればくいっぱぐれはない」という信仰の元に皆生きてきたわけだ。多分私が若かった頃よりはその信仰はすたってきていると思うし、現実はさらに意識よりも変化していると思うのだけど。