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崩壊の雰囲気

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年をとると何かと不自由なことが増えるが、いいこともある。威勢のよい掛け声のうち

"ああ、これは前にも聞いたな"

と思えるものが増えるのだ。バブルの日本の不動産バブル、米国のITバブル、住宅バブルと傍観者ながら経験させてもらった。

その経験からするとバブルが崩壊する前兆というのは

"とにかく、○○を買っておけばもうかるんだ"

という言葉がそこかしこから聞こえて来た時である。米国の住宅バブルの時も"とにかく買っておけばもうかるんだ"と米国人が言ったのだそうな。私のいとこは"それは日本のバブルの時に散々聞いたセリフだ"と言ったが相手は聞く耳もたなかったそう。

さて、先日あるTVニュースを見た(どこで見たか忘れてしまったが)中国のある都市に関するレポートである。壮麗な住宅がつらなったきれいな町並みである。しかし人が誰もいないのだ。

解説によれば、その都市は"純粋な投機対象"としてのみ存在しているとのこと。つまり住宅は存在しているが、購入の理由は住むためではなく投機という。でもって実際に買った人は近くの普通の町に住んでいるのだそうな。

誰がどうみても異常な状況だ。しかしかの国では"とにかく住宅を買っておけばもうかるんだ"ということになっているのだろう。

「中国不動産バブル崩壊スケジュール」が発表されて以来、他のネットユーザーから1万回を上回るコメントがあった。あるユーザーは、「2011年に不動産バブルが崩壊するか否かはさておき、この文章がこれだけ広く反響を呼んでいるということは、やはり多くの国民が、価格が極めて高くなっている不動産市場に強い不満を持っているということだろう」とコメントした。

via: 中国不動産バブル、2011年に崩壊?日本を基準の予測、中国で大反響 - (大紀元)

例によってバブルがいつ崩壊するのかを予測することはできない。しかし近い将来それが崩壊するのは間違いないことのように思える。

チンピラとエンロン

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また、事件の性質について、「(巨額不正会計事件を起こし経営破綻(はたん)した)エンロンとはまったく違う」と指摘。半導体や鉄鋼、自動車、家電製品の製造業が主要産業である日本において、ライブドアは「刺激的だが、小さな一部分を占めるにすぎない」とした上で、「今回の事件は、エンロンと比べるよりもむしろ、(「カリスマ主婦」と人気を集めながら株式のインサイダー取引にからむ偽証罪で服役した)マーサ・スチュワート事件と比較されるべきものだろう」


海外メディア、東証酷評 ライブドアショックより、英紙タイムズのコメント


全く同感だ。しかしながら二つ述べておきたい。


その1:マーサスチュワートについて詳しく知っているわけではない。しかしマーサと比べたとき、あまりに堀江がチンピラっぽく下品なのはいかなることか。


その2:マスメディアは何故堀江をマーサスチュワートのようにではなく、エンロンのように扱うのか。部外者の立場から見ると


「詐欺師まがいのチンピラが危うい橋を渡り金をもうけました。しかし年貢のおさめどきがやってきました」


以外の何物でもない。しかしそれに対して持ち上げる、にせよ、落とすにせよメディアの扱い方はちょっと常軌を逸している。


もっと信じられないのは、ギャンブルとして割り切る以外にライブドアの株を買う人間がいるという事実だ。


ちなみに東証に関して


「突然、誰も株を売ることができなくなり、大混乱に陥った。寛容に表現しても、東証のPRとしてはよろしくない。公平に表現するなら、まったくもってばかげている」


というコメントも全く同感。富士通にシステムを作らせたのがまずかったか。あるいは東証側の設計能力のなさか。いずれにせよ「まったく馬鹿げている」以外のなんともコメントのしようがない。



時価総額再び

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一日で1500億円がふっとんだといっても、そもそもそんな金がなんだというのか。


というわけで株価というものほどあてにならぬものはない、と素人投資家でもない私は勝手に言い切ってしまうわけだ。しかし特に米国では株主を設けさせることが経営者の役割、と明確に言い切ってしまうことも多いと聞く。


となるとあてにならないものでも無視はできない。というわけでこんなところに落ち着くのか。


Team, it turned out that Michael Dell wasn't perfect at predicting the future. Based on today's stock market close, Apple is worth more than Dell. Stocks go up and down, and things may be different tomorrow, but I thought it was worth a moment of reflection today


Jobs suggests Dell should eat his words


そもそもはといえば、1997年、JobsがCEOに返り咲いた直後,DellのCEOが「Appleを立て直すにはどうすればよいか」と問われ


「私だったら会社を閉鎖し、株主に金を返す」といったところからだそうな。


ではJobsがDellよりすぐれているか、と問われれば話はそんなに簡単ではない。Jobsが書いているように株価は上がったり下がったりするし、明日になれば何がなんともわからない。


理不尽なAppleファンの私としては、株価が安かったときに買っておけばよかったなあ、、と思う次第でございます。買収が本気で考えられていたときに株を買うなんてのは頭のおかしいファンと本当に優秀な投資家にしかできないことだろうから。



時価総額

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というわけでチンピラを最初はまつりあげ、上昇方面で使い道がなくなると今度は落とす、といういつものパターンである。堀江君もTVとかたくさんでたからいいでしょう。


六本木ヒルズ騒然、子会社元幹部「いつかこうなると」


この記事で印象深いのは以下のコメント


「株価イコール市場の判断と思われがちだが、実は違う。人為的につくられるものだ。時価総額に合理性なんてない」


そもそも「市場」ってなんなのか。時価総額になんの意味があるのか。


米国のITバブル絶頂期に、ウォールストリートの人気者だったベンチャー企業とつきあったことがある。日本でジョイントベンチャーを作らない?といえばかならず「うちは5bilion companyだから」と話をごまかしていた。


でもってバブルがはじけその会社の株価はいまや$1あたりをうろちょろしている。初値はたしか$50くらいだったかな。。(その後何度か株式分割をしているが)


思えばはかないお祭りであったな。


でもってそのFive Billion に何の意味があったのだろうか。と疑問はいだきつつも、株価に何ごとかの意味を見出す人は後をたたない。


さあ、これからは個人も株式投資の時代です、、というCMもよく見る。「時代」ってなんなんだ。


株式市場で株を売り買いする、ということは配当を除けばゼロサムゲームだ。つまり誰かが儲かっているときはそれだけ損をしている人がいる(証券会社は動けばとにかく儲かる)前述のCMは


「カモさん。ネギしょってお集まりください」


という呼びかけのようにも聞こえるのだが。