[not so Quick Start]

前提として、OME_Configuratorを使ってOMEの環境設定が一通り終わっているものとします。(手順はOME使い方ドキュメント参照のこと)

 

(1)起動

・GMailのアイコンをダブルクリックしてアプリケーションを起動します。何故かはわかりませんが、一番最初の起動にはやたらと時間がかかります。2度目からは少しましになります(たぶん)ので、我慢してください。

 

(2)メール受信&閲覧

・ツールバーにある「送受信」ボタンを押してください。ボタンがグレーになり、そのうち「受信中。。」となるはずです。(送信処理も同時に行っている間は「送受信中..」となるはずですが)

・ボタンが通常色に戻ると処理終了。フォルダのところに括弧で未読メール数が表示されます。

・フォルダを選択するとフォルダ内のメール一覧が表示されます。メールを読むにはタイトル行を選択してください。

・右上のところに「開く。。」というボタンがあります。押すと外部エディタもしくはブラウザで本文を開くことができます。また「添付」ボタンを押すとポップアップメニューが出、添付書類を選択して開くことができます。

・題名一覧の右上に、三つボタンがあります。これはスレッド表示を行うか、行うとすればどのように題名の字下げを行うかを指定するものです。

 

(3)返信&新規メール

・新規にメールを書くときには「新規メールを、返信するときにはメールを選んだ状態で「返信」か「全員に返信」を選びます。するとデフォルト状態では右側に引き出しが開きます。

 

「返信」を選んだ場合は元のメールの送信者が宛先にはいっています。後述する「設定」で「返信メールに原文を引用する」をチェックしておくと、元のメッセージが引用記号付きで下にくっついてきます。(この引用記号、及び区切りの文字は変更できます。方法は後述)

 

本文の一部を引用記号付きで引用したい場合、本文の該当部分を選択してください。すると右側にボタンが現れます。

これを押すと選択された部分が引用記号付きで取り込まれます。

 

・本文を書いたり、宛先を変更したりして、返信メールの作成が終わります。ここで選択肢は3っつ。引き出しの右上にある「送信」を押すと書いたメールが送信待ちになります。「下書き」を押すと下書きフォルダに保存されます。「破棄」を選択すると跡形もなく消えます。題名もしくは本文に一文字でも入力されている場合は、確認のメッセージがでます。

 

・実際の送信は「送受信」を押すまで行われません。もっとも「送信を押したらすぐ送信」するような処理も「設定」の中で選択できます。

 

・「こんな引出しや、貧弱な編集機能ををつかってられるか」と思われる向きもあると思います。「設定」パネルの中で「OME_MailWriterを使う」を選択するとOME本来の使い方、すなわちエディタによる送信メールの編集ができます。

 

(4)アドレス帳

・ツールバーの「アドレス帳」を押してください。引出しが開き中を見るとアドレス帳があります。

・新規にアドレスを追加する場合、「新規アドレス」を選んでください。やたらと「未設定」と表示された項目が追加されます。あれこれ入力した後に「設定」を必ずおしてください。これを押さないとデータとして登録されません。

・アドレス項目を選んだ状態で下を見てもらうと、振り分けルールの設定エリアがあります。アドレスがチェックボタンの項目にあった場合、フォルダへの振り分け指定ができます。ここに無い条件で振り分けたい場合は「もっと詳細な設定」を参照ください。

・複数のアドレスをまとめてグループとして登録することができます。「新規グループ」を選ぶと先ほどとはちょっと違った画面がでます。

ここで「追加」を押すと「グループ構成員を登録するモード」になります。上の一覧表でアドレスを選ぶとそれが追加されていきます。もういいや、となったら「追加終了」ボタンを押してください。リストからアドレスを削除するのは、選択した状態で「削除」ボタンです。

・アドレス帳から直接メールを発信したい場合、項目を選んだ状態で「メール送信」ボタンを押してください。

 

[画面各部の説明]

・メインの画面左部分:

OME_MailEnvironmentの中にあるフォルダが表示されます。ただしtempディレクトリは表示されません。OutBox, OutBox/sent、Draftディレクトリはそれぞれ「送信待ち」「送信済み」「下書き」という名前になって「送信箱」とかいたボタンを押すとでてくるようになってます。

ディレクトリの下にディレクトリがある場合は、左の三角印をクリックすると表示されるはずです。

 

・メインの画面右上部分:

左上の部分で選択されたフォルダの中にあるメールの一覧が表示されます。常に日付でソートされており、上から下に新しい物から古い物、という順番に並んでいます。(今のところ日付以外でソートや、順番を変える機能には対応していません)

「状態」というところにはメールの内容によって以下の記号が表示されます。

未:未読メール

添:添付書類のあるメール

返:そのメールに対して返信がなされた場合

要:そのメールに対して「要返信」と設定した場合。メニューから[メッセージ]→[要返信に設定・解除]を選択(もしくはCommand + M)すると設定されます。もう一度同じメニューを選択するか、返信をすると解除されます。(ちなみにこの「要返信」というのは拡張子に".nr"というのをつけることで識別しています)

また「相手別」というボタンがあり、ここを押すと選択したフォルダにあるFromのアドレス一覧がでてきます。アドレスを選択すると、そのアドレスが、From,To,CCにあるメールを表示します。

 

・メイン画面の下半分

選択されたメールの本文が表示されます。右上には「開く。。」というボタンがあり、ここを押すと本文をエディタで開いたり、HTMLメールの場合はブラウザで開いたり、あるいは添付書類を開いたり、といったことが選択できます。

 

・「設定」ボタンを押すと現れる引き出し

(その1)接続

OME_Configuratorと同じような設定項目がならんでいますが、それぞれの設定に名前を付けられるようになっています。

内容を変更した後は必ず「設定」ボタンを押してください。でないと変更が反映されません。またここで項目を設定すると、Sender_Info.txt, Receive_Info.txtを上書きしますのでご注意ください。

複数の設定をした場合、その設定で受信するか否かを「受信する」チェックボックスで選択することができます。送信にも「送信時使用する」という設定がありますが、これは複数設定のうち、一つしか選択できないようになっています。

というかオフにしようとすると「オフにしたければ他の送信設定を選択してください」というダイアログがでます。

OME_Configuratorにない機能として、POP before SMTPというチェックボタンをつけてあります。これをチェックすると送信前に、受信の設定で一度サーバーにアクセスするようになります。(たぶん。作ってはありますがまだ確認していません)

具体例としてYahoo BBからNiftyのメールサーバーを使って送信する場合に必要になります。

 

(その2)設定

各項目ごとに。。

(その3)キー割り当て

メールを読む画面で(OME_GMailを使った場合ですが)ナビゲーションに使えるキーの割り当て設定です。

デフォルトの設定から変更したい場合は「キー設定変更」ボタンを押してください。ウィンドウが現れた後にキーを押すと、そのコンビネーションが設定されます。

(その4)区分

フォルダ一覧の上に「区分」「受箱」「送箱」とあるうちの「区分」にあるフォルダの設定を変更できます。

デフォルトでは、「未読メール」が全てのフォルダを対象に設定されているはずです。フォルダ名の横にあるチェックボックスをはずすとそのフォルダを対象外にします。また「要返信」のメールを指定することもできます。

またあらたにフォルダを追加することもできます。たとえばメーリングリストと個人的に読みたいメールボックスは分けて「未読メール」を読みたい、という時に便利だと思います。

(その5)表示

・メール作成用の引き出し 

[もっと詳細な設定]

i)メール振り分けルールの設定

アドレス帳で、From:,Cc:, To:に指定アドレスがある場合の振り分け設定は可能です。しかしもっとこった指定をしたい場合、(ユーザーのホームディレクトリ)/Library/Preferences/OME_Preferencesの中に"Moving_Info_Add.txt"というファイルを作り、それに書き込むことができます。

GMailはアドレス帳の内容から自動的にMoving_Info.txtを作成しますが、そのとき"Moving_Info_Add.txt"の内容をコピーします。

ちなみに最初にGMailがMoving_Info.txtを生成する際、その時点で存在しているMoving_Info.txtの内容をMoving_Info_Bkup.txtという名前でバックアップします。

 

ii)Senf_Info.txt, Receive_Info.txt

「接続」設定画面の内容に従ってGMailは自動的にこれらのファイルを生成します。

最初に生成するとき、その時点で存在するこれらのファイルをSender_Info_Bkup.txt, Receive_Info_Bkup.txtの名前でバックアップします。