題名:私のMacintosh

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日付:2000/7/5


21章:Twin PowerMac G3+G4

さて、7月の最初の日、私はかねてから考えていた「フレームの変更」構想に向かってあれこれときったりはったりを繰り返していた。PowerMac7500改は素直に動いていてくれているが、その姿を見ていると

「ああ。あそこはもう少しこうしたほうがよい」

とかいう疑念が様々に生まれてきてなおしたくなるのだ。

さて、あれこれの労働の末、とりあえず下に週刊モーニングをひいたりしなくても、ちゃんと一個の連結された物体として7500改は立ち上がることになった。

 

いくばくかの満足感とともに私はこの姿を眺める。すると耳に響いてくるのは甲高いファンの音だ。

電源ファンを2度交換してようやく電源の音がおさまったことは前述した。しかしまだかなり大きなファンの音がする。この音はいったいどこから来ているのだろう、、、と思いG3アクセラレータについているファンの電源コードを外してみた。

その瞬間私は「しまった。何かを接触させて、システムを落としてしまったか」と思った。音が全くしなくなったからだ。しかしディスプレイをみるときちんと表示がなされている。ということはこれまで響いていたあの大きな音はCPUファンの音であったか。

大きさから見ればCPUファンは電源ファンの1/4ほどである。しかしその騒音はどう控えめに見積もっても4倍はある。私の頭の中に

「このファンをなんとか廃止できれば、これはずいぶんと静かなマシンになるに違いない」

という考えが頭をかすめた。実際アパートに響くファンの音は偉大なもので、ここ最近悩まされていた耳鳴りもこのファンのせいではないか、と密かに疑っていた程なのである。そして世の中には自然空冷のG3アクセラレータも存在している以上、これはそれほどむちゃくちゃな考えでもないはずだ。

 

翌日私はある構想の元に秋葉原に向かった。CPUを冷却するための装置というのはDOS/V用にはあれこれ売られている。というかほとんど何でも冷却するための装置が売られている気がする。小さなチップにつけるファンまである。逆に言うとあまり自然空冷で冷やそう、という考えはないようで、大きなヒートシンクはちょっと変わった店に行かないと売っていない。

私は熱伝導率がよいと言われている銅板とヒートシンクを二つ、それにそれらを組み立てるためのシートを購入した。帰るとさっそく工作の時間である。銅板をきって、その上にヒートシンクを二つ取り付ける。見た目はなかなか偉大なものだが、はたしてこれで十分な冷却効果を発揮してくれるのかどうかはわからない。

さっそくファンを外してお手製ヒートシンクをとりつけ、電源をいれてみる。立ち上げってくれるのはまず歓迎すべきサインだ。問題はこの後にある。はたしてヒートシンクは十分に熱くなってくれるか、、と思いさわってみると確かに熱くなっている。熱はちゃんとつたわっているようだ。

その後ちょうど折良く気温がどんと上がった環境で二日動かしてみたが今のところ暴走する気配もないようだ。

 

さて、これで静かな運転が可能になると、再び「あと半分」の妄想が頭をもたげてくる。当初の構想によれば、もう一枚PowerMac7500のロジックボードを追加し、PowerMac7500+7500とする構想だった。ところが、ここに一つ考えるべき要素が生まれた。

それは数週間のうちにせまっていたMac OS X ベータの版の配布である。いきなり移行しようとは思わないし、それは賢明な方法ではないだろう。しかしどうしたって動かして見たくなるに決まっている。ところが今持っているPB2400でもPowerMac7500でも動いてくれるとは誰も言わないし、おそらくそれは望み薄だろう。となるとどうしてもB/WG3以降の機種を手に入れる必要がでてくる。

となればこのMacintoshの片割れは7500ではなく、G3以降の機種にすべきではないか?一旦この考えにとりつかれるととまらない。ついこのあいだまで格安の7500を探していたのもなんのその。いきなり私は「G3 or G4の中古品」を探すことに血道を上げだしたのである。

秋葉原を回ってみるが、これらの機種はあまり中古市場にはでてきていないようだ。またあったとしても結構なお値段である。

では、と思い個人売買のサイトをみてみると、時々出品されていることに気がつく。最初はB/W G3を10−12万という掲示に対し、「10万5000円では?」とけちったのが運のつき、12万を提示した人にもっていかれてしまった。次にはG4を15万円で、、と話が進んでいたが、別件で出費を余儀なくされた私は、今月のうちにその金額を払えるかどうか怪しい状態となってしまった。泣く泣くご辞退のメールを送った翌日、今度はG4が部品としてオークションに出品されているのに気がついた。 

私はそれまで自分がオークションなるものに関係するとは考えてもいなかったが、そこで表示されている値段はなかなかAttractiveであり、今月大変とぼしくなっている私の財布でもなんとか払えそうな値である。

逆に難点としては、ばら売りの部品を全部(というかほとんど)買い占めることができないと、購入したはいいが、しばらくばらばらになったG4をみて涙を流すことになる。しかしその値段のあまりの安さに動揺した私は何も考えずに入札した。

とはいってもオークション終了までまだ時間がある。そう簡単に落札はできまい、、と思っていたら、翌朝「オークション終了」というメールが届き自分が本当に落札してしまったことを知った。となるとこれは本当に「PowerMac7500+G4」を実現しなければならない羽目になったようだ。

さて、落札した相手からは非常に丁寧に梱包してくれたロジックボードと電源が届いた。それと同時にDVD-ROM+CD-Rも届いた。こちらは通販で購入したのである。それまでDVD-ROMなど自分とは無縁のもの、と決めつけていたが、PS2から始まる昨今のDVDの流れをみると、どうも家に一台くらいDVDを観賞できるものがってもばちがあたらないきがする。そしてインターネットをあさってみると

「どのドライブは使える。どのドライブは使えない」

という星取り表を掲示してくれているありがたいサイトもあるのだが。

さて、その日私はさっそくあれこれ接続して起動にトライしてみた。問題は私が初めて遭遇するIDE/ATAPIなるインターフェースだ。これまで私はSCSIなるものしかさわったことがなかったのだが、時の流れは私にそれを許さない。マスターとかスレーブとかまた新しい呪文に悩まされながらもあれこれ接続する。ヒートシンクは写真で見たとおり巨大だ。これはG4がパワーブックに載るのはずいぶん先だな、、などと思いながら適当に組み立てる。

さて、買ったばかりのドライブにCD-ROMをつっこんでさっそく電源オンだ。LEDが点灯すると確かにCD-ROMはまわっている。。。しかしそこから画面はでてこない。そして何の変化もおきない。これではしょうがない。

その日はそれで断念した。やはりHDが来るのをまとう。実はロジックボードを購入したのと同じオークションで、HDも購入していたのである。 

それとともに私は一つ機器を手に入れなければならないことに気がついていた。ADBの切り替え装置である。最初の構想通りすべてのインターフェースは下向きにとりついているが、これは実にアクセスがしずらい、といことを実感しだしたのである。もともとケーブルの抜き差しなどそう頻繁に行う物ではない、という考え自体は間違っていないと思うのだがそれにしても大変だ。そして切り替え機を入手するまではテストのたびにADBをひっこぬき、そして再び接続しということを繰り返さなくてはいけない。これは実に面倒だ。

 

さてその週の金曜日、私は秋葉原にいた。なんといっても電子部品を買いそろえるならこの街だ。どうせ仕事はないのだから多少速く上がっても何の問題もない。2−3パーツ屋を駆け回ると私は必要な部品をすべて入手していた。

さて、月曜日の夜には待望のHDも届いた。あれこれ接続すると血圧を2倍に上げながらスイッチオンである。LEDがつく。そして好ましいことに画面が一面灰色になった。この前の

「信号が検知できません。パワーセーブのため電源を切ります」

モードとはえらい違いだ。しかしそこからいつまで待っても画面に変化がでない。

しばらく見ない振りをしたら治るかと思ってもみたが、5分たっても画面はそのままだ。(この5分というのは私の主観的な値だが)しょうがない。とりあえず電源を切るか、と思った瞬間CD-ROMからシステムがたちあがりはじめた。

おお。これはすごい、と思っている間に期待していた画面が表示された。よし。こうなればしめた物とおもいシステムをインストールする。これで楽勝だと思い今度はHDから立ち上がることを期待して再起動する。

さて、まず最初の兆候はやたらと最初の

「Mac OS 9」

という文字が表示されるまでに時間がかかることである。次に気がついたのは(気がつかざるを得なかったのだが)システムの立ち上がりが途中でとまってしまうことだ。

「見なかったことにしてリセットする」

というのを何度かやってみたが彼はガンとして立ち上がってくれない。しょうがない。もう一度CD-ROMから立ち上げてインストールのしなおしか、と思ったが今度はこれまたガンとしてCD-ROMから立ち上がってくれない。私は途方にくれた。

何がおかしいのか。ひょっとするとADBのキーボードをつないでいるのが悪いのか。しかしUSBのキーボードを買うとまたお金がかかるし、がんばってADB切り替えボックスを自作したばかりだしなあ。。これには細かい半田づけが多く必要で結構手間がかかったのである。

そんなことを考えている間に、「基本」を思い出した。何か問題がおこれば「機能拡張オフ」である。あまり期待もせずにやってみるとこれが実に快調に立ち上がる。

ということは何かの機能拡張が問題を起こしているわけだ。何度か試行錯誤の末「Apple CD/DVD Driver」を外すと立ち上がることが判明した。これでほっと一息、、、している場合ではない。このドライブは新品を3万円も出して買った物ではないか。うーむ。一度も使わずにおさらばか。それこそオークションにでも出してみようかな、、

などと考えている間に今度は別のことに思い当たった。Power Mac G4ではIDE系統のインターフェースが二つあり、一つにはHDを、もう一つにはCD-ROMをくっつけていたのだが、これを一つの系統に二つぶらさげるようにしたわけだ。何故こんなことを思いついたかわからないがこれまた何故かちゃんと立ち上がった。Apple 純正のドライバーでCD-ROMの読み込みも問題なく行えているようだ。

しばしあれこれを設定した後、私はご機嫌のうちに電源をオフした。メニューからきちんと電源を落とせることがこれほどありがたいとは。これで臓物はそろった。となると後は骨と皮のほうだ。そしてまずは骨を改修。

 

7月19日の水曜日。私は東急ハンズによってあれこれ買い物にいそしむ。しばらく単独でPowerMac 7500改を動かしただけであれこれ必要改造点は見えていたからである。大きな問題は二つ。縦に立っている骨と土台の間が弱いこと。それにドライブ類の取り外しが異常に面倒なことだ。

土台を強化するには補強材をいれればよい。ドライブ類の取り外しを容易にするためにはなんらかの可動部分をもうける必要がある。どうせとりはずしなどめったにやることではないのだから、時々ぐにょっと曲がってくれればいいのだ。

そう考えながら頭の中であれこれ組み立てて必要な(と思いこむ)部品をあれこれ買う。そしてこれも最近はなれてきたのだがこうやって頭の中で組み立てた通りには絶対ことは運ばないのである。

 

翌日は海の日という不可思議な休日だから早く寝る必要はない。だから私は構想に従ってひたすらあれこれきったりはったりしていた。そして気がついたのである。いくつかの部品が足りないことを。もう今日は寝ようと思った時には時計は12時を回っていた。

いつもかたくなに9時半に寝る私が大夜更かしである。しかしこうした頭の中にある設計図がだんだん形になっていくのは私にとっては喜びを覚える事であるし、たぶん同じ事を感じる人は多かろう。この日は寝る前にもう一つやることがあった。この日午後10時からはMac World Expo New Yorkで新製品の発表が予想されていたのである。インターネットにアクセスしてみると、数時間前にネットに流れた新製品の絵は本当だったようだ。

もし私が今Macintoshをかおうとしている立場だったら、間違いなくこの新製品を買っていたと思う。斬新なスタイルのiMac、それに他社が追随し、そして失敗したときに、Appleはさらに先のコンセプトを打ち出してみせた。この会社が存在してくれたことで、私の人生は確かにほんの少しだろうが退屈なものではなくなったような気がする。

それとともに、新しく発表された製品が、いくつかの点で私が作っているものと共通する特質を持っていることにも気がついていた。コネクタの接続はすべて底面にあり、操作用のスイッチなどはほとんど存在しない。筐体の側面には何もなくのっぺらぼうだ。

廃熱用の通気口は上面に空いている。私の考えでは自然空冷をねらえば一番効率のよいのはこの方向ではないかと思う。つまり筐体を一種の煙突にするのだ。発熱部で暖められた空気はそのまま上方ににげていく。煙突がうまく形成されれば、廃熱は効率的に行われるはずなのだが。

しかし一エンジニアとしてこの製品には驚嘆を禁じ得ない。今回自作PCというもについてあれこれ調べ、それがほとんど型にはまった画一的な製品であることに気がついていた。せいぜいどのマザーボードを使うだの、CPUの動作周波数はどうするの、といったことに話は終始している。

しかしこのCubeはどうだろう。すさまじい発熱のG4を自然空冷で冷却し、しかも必要最低限の機能をすべて20cm四方の立方体に収め、誰もがあこがれるようなデザインを実現している。電源はこれ、マザーボードはこれ、CPUはこれ、的なPC文化からは100年たってもこの製品は生まれてこないだろう。

組織が少しでもセクショナリズムに走れば、こうした製品が「実現しない」ことを証明するのは実に簡単だ。逆にすべての関連する分野のプロが、共通の目的に対し強力なリーダーシップの元に協力しあわない限りこうした製品は生まれない。その対極になるような文化の会社-無目的、No Leadership,決して協力しあわない組織-に生きている身としては、

「なんとかこのような製品を一度は作ってみたい」

と思う物だが。

 

そんな妄想から離れ、自分に戻る。さて、今日はもう寝よう。明日必要になるものはもう紙に書き出している。朝一番でまた東急ハンズだ。

 

翌日は真夏である。空は確かに青いのだがその暑さも相当なものだ。歩いているだけで体中が粘液で覆われてナメクジになっていくきがする。あれこれかけまわるととにかく部品はそろった。

ほうほうの体で家に帰る。普通であればここで昼寝でもするところだが、昨日「ああ。この部品さえあれば」と思ったくやしさはまだ消えていない。買ってきたばかりの部品をつかってあれこれ骨組みの組立である。

だんだん組上がっていくのを見ると自分がいかにいい加減に作っているかが解る。それなりにできあがってはいくがよく見るとあれこれゆがんでいる。本来同じ長さであるべきフレームがだいたい2−3mm長かったり短かったりするからだ。まあ私以外の人間がみるわけではないからよかろう。とにかく崩壊しない程度に機能してくれればいいのだ。

 

さて、骨ができると今度は電気系統の試験だ。今回はPowerMac 7500とG4で電源を共用することを目標としている。とりあえずG4を自分が7500用に改造した電源で立ち上げるとちゃんと動いている。

一旦バラしていよいよ骨へのすべての部品の取り付けだ。今までに何度か試行錯誤しているからそれなりにちゃんと組上がって行くが、やはり問題はある。一番の難関はマザーボードの取り付けだ。2枚を背中会わせに取り付けるわけだが、両者で微妙に寸法が違う。基本的には時代の進歩を反映してG4のほうがはるかに小さい。これをなんとか取り付けるのだがどうやたってあれこれやりなおすことになる。そのうち疲れもたまりだんだん作業が乱暴になる。

そうこうしながらそのうちすべての部品がとりついた。ここで一息である。いつもであればここでお昼寝でもしてからやおら電源をいれるのだが、この日はそのまま電源オンに進んだ。理論的に言えば、両者とも単体では試験をしているから、最悪の場合でも電源ランプはつくはずだ。そこから両者同時に立ち上がるかどうかはよくわからないが。

どきどきしながら電源スイッチを押す。もう一度押す。何も起こらない。電源ランプすらつかない。これはどうしたことか。

 

まず電源ケーブルをしらべる。ちゃんと繋がっている。そしてもう一度スイッチを押す。やはり何もおきない。

それからはあれこれTry & Errorの繰り返しだった。電源ユニットを交換してみたりしたが、どうしても動かない。これはしょうがない、と思い今取り付けたばかりのマザーボードを外した状態で起動してみた。これで単体で機能確認をしたのと同じ状態になったわけだ。これで動かなければ私はせっかく購入したマザーボードを壊してしまったことになるのだが。

 

どきどきしながらボタンを押すと、こんどは

「へっ?何か問題あったんすかぁ」

といった様子ですんなり立ち上がった。これで一安心である。とろりあえず壊れている事はなさそうだ。

今度は順番順番に組みつけである。一気に組み立てると動かないのは明らかだから、そろそろだ。何度か立ち上げてみるがなんとか動く。こうなるとさっき動かなかったのは何故だろう。

最終的すべてを組み付けてスイッチを押してみるがちゃんと立ち上がってくれる。これで私は大変ご機嫌になった。とうとう最初の構想通りの物が機能するようになったのである。

さて、これで心おきなく昼寝だ、と思ったがその前に一つやることがあることを思い出した。今回大枚払って購入したDVD-ROMの機能をようやく試すときが来たのである。

昨日あれこれ買い物をしたときに「最初に見るDVDは何にしようか。」とだいぶ悩んだのである。第一候補は私が結構愛している(これは曲を愛している、という意味だが)モーニング娘である。彼女たちはとにかくきゃらきゃら動いて踊って景気がいいではないか。しかしそうこう見ていると私がもっと愛しているIrish Danceをすばらしい芸にしたてあげたRiver DanceのDVDがあることに気がついた。

値段を見るとモーニング娘の1.5倍である。うむ。さすがに内容が内容だけに値段も値段だ。

 

その日はそれで帰ったが、今日買うときに迷いはなかった。モーニング娘は2度みれば飽きるだろう。となれば多少初期の値段が高くてもRiver Danceのほうが安くあがるに違いない。

 

さて、DVDをドライブにいれて、どきどきしながら立ち上げである。と見事に(これが当たり前なのだろうが)映像が表示された。ビデオのように

「何度も観るとテープがのびるのではないか」

と心配する必要もなしだ。私はしばしご機嫌にRiver Danceを観賞した。これこそがプロの芸というやつである。群舞、ソロのダンス、それに音楽すらも圧倒的な威力をもって展開されているように思える。

 

さて、しばらくプロの芸を堪能すると今度は別の事に頭が向かう。今度こそ

「薄い皮」

を作らなければならない。基本的な構想はできているが、さて、できあがったときにはどんなものになるのであろうか。

次の章


注釈

 自然空冷をねらう:自作PCのサイトをみてみると、そのファンの多さには驚くほどだ。CPUファンはいうにおよばず、チップごとのファンまでれこれ売られている。あれでは自然空冷のPCなど夢のまた夢ということなのかもしれない。本文に戻る