題名:YZ姉妹(おしまい)

五郎の入り口に戻る

日付:1998/1/25

まえがき  1章 2章 3章 おしまい おしまいの後に 4章 終章 蛇足編 あとがき 追加編 あとがき+登場人物のその後


おしまい:And So on

 

ここでYZ姉妹に関する話は終わりになる。ティーチャーYZはイベントがあったら誘ってね、と言っている。しかし教師という職業がら土曜日は休めない為、これからのスキーシーズンに、イベントに参加することは難しいだろう。また連れてくる女の子が全て顔が割れてしまったことから、飲み会をやるのも難しい。看護婦合コンのその後はまだ流動的であるが、今のところナース1号に手をあげている男の子はいない。

 これだけすったもんだしながら一組のカップルも生まれなかったのは、第三者が見ればおかしく思えるかも知れない。 しかし某課の男の子達をよく知っている人にとってはあたりまえとも思えるだろう。だいたい、いい若いもんが山のように集まっていて、彼女がいる奴がとてつもなく少ないのである。結婚するなんてなおさらである.....

 某課の男の子達は常に前進しつつある。彼らはすでに別の女の子に向かって進もうとしているのである。YZ姉妹の話が大きくとりあげられることはもうあるまい。

 

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注釈

おかしく思えるかも知れない:そもそも何故私がこの物語を書くようになったかというと、8月から新しく某課に来たYZ(ティーチャーYZのYZとは別人)に、「とんび」という言葉の由来を教えたことがきっかけであった。自分で喋りながら、こみいった経緯と、複雑な人間模様に感動してしまった。話終わったときのYZの感想「それで何も生まれなかったんですか?」普通の人はそう思うだろう。本文に戻る