映画評

五郎の 入り口に戻る
日付:2008/4/1
1800円1080円950 円560円-1800 円値段別題 名一覧 | Title Index


ごんざれふ賞 2021-2022

ごんざれふ賞 2020-2021

ごんざれふ賞 2019-2020

ごんざれふ賞 2018-2019

ごんざれふ賞 2017-2018

ごんざれふ賞 2016-2017

ごんざれふ賞 2015-2016

ごんざれふ賞 2014-2015

ごんざれふ賞 2013-2014

ごんざれふ賞 2012-2013

さあ、今日という日が待ち遠しくて眠れなかった方もいるんじゃないでしょうか?(そもそもいつ発表するか決まっていません)今年もごんざれふ賞の発表がやってまいりました。

去年は「ああ、いい映画がありすぎて一つに選べない」でしたが、今年は「はあ、今年は」とため息をつく、、なんてことはありません。

ちなみに今年から規程を厳格にします。「昨年の3月1日から今年の2月末日までに”私が観た”映画」のなかから選定。いつ制作されたとか、いつ公開されたとかは気にしません。あくまでも私が観た日付が重要です。誰も文句はありませんね?(誰も居ない部屋に虚しく声が響く)では発表です!

作品賞:ロック・オブ・エイジズ

今年一番心に残った作品を虚心で選べばこれなんですよ。80年代ロック全開で思わず泣きそうになったし、知っている筈の歌の新しい良さにも気がついたし。


主演男優賞:オマール・シー@最強の二人

ロバート・ダウニー・Jr@シャーロック・ホームズ、ダニエル・クレイグ@スカイフォール、メル・ギブソン@それでも愛してるもよかったけど、全く予想外だったこの人に決定。彼の演技と言うか役柄の素晴らしさは、そのあと来た「駄目介護人」と比べるとよく解る。彼がEarth wind and fireの曲に合わせて踊るところは今年一番印象に残ったシーンの一つ。



主演女優賞:メリルストリープ@マーガレット・サッチャー

彼女が取らなければ誰が取るという見事な演技。顔立ちはあまり似ていないと思うのだけど、スクリーンの中での彼女はサッチャーそのもの(いや、実物をそんなに知っているわけじゃないんだけど)



助演男優賞:ジョージ・クルーニー@ファミリーツリー

いや、クルーニーは主演だろうとか細かい事を気にしていては長生きできませんよ。いいんです。私の中では助演男優賞なんだから。彼がサンダルはいて泡食って友達の家まで走る姿を見れば、誰もが彼が助演男優賞と納得してくれるはず(しません)



助演女優賞:  アマンダ・セイフライド@レ・ミゼラブル

この映画で一番印象的だったのは大きくなったコゼットでした。彼が金持ちのぼんぼと出会うところは、遠い昔の出来事を少しだけ思い出させてくれました。


意外によかったね賞:アウトロー

予告編&ポスターからは期待値0だったけど、観たら意外に良かったです。今後のシリーズ化に期待。


さて、それでは皆さんお待ちかね。「今年観てしまった中で最低だったで賞」の発表です!



今年観てしまった中で最低だったで賞:メリダとおそろしの森

不幸にして今年は-1800円の部が豊作でした。去年のアカデミー賞コンビ、「アーティスト」と「ヒューゴの不思議な発明」に始まり、バトルシップ、アメイジング・スパイダーマン、それにアイアン・スカイと分野も幅広く。しかしその中でも


「あのピクサーがここまで落ちたか」

と嘆かせてくれた「落差」が評価されました!ピクサーは2年連続受賞。ちなみにあちらの「賞」では最優秀長編アニメーションとか。もうこの賞廃止したらどうでしょう。無理に選出しなくてもいいのに。


ごんざれふ賞 2011-2012

ロス・アンジェルスで最近何かあったようですが気にしない。この「ごんざれふ賞」は一つの項目を複数の作品、もしくは人が受賞できるのが特徴です。だって決められないんだもん。今年からそうしましたー!(ぱちぱち)

では行きましょう。

作品賞:マネーボール & ミッション:8ミニッツ

悩んだけどいいものはいい。どうせ個人が勝手に決める賞なんだからもう複数受賞にします。泣くよ。本当に。ミッション:8ミニッツをみて「もう失敗してもいい」と臨んだWISS2011のプレゼンは本当に失敗しましたけど、それでも悔いはないや。

主演男優賞:ブラピ@マネーボール & ジェイク・グレンホール@ミッション:8ミニッツ

これも決められない。どっちもすばらしい。

主演女優賞:ルーニー・マーラ@ドラゴン・タトゥーの女

いや、映画の中のベッドシーンである「おわっ」となったのって初めてですよ。続編希望。なるべく早くね。

助演女優賞:エル・ファニング@スーパー8

最近お姉さんのほう見ないけど、妹を全力で応援だ。いや、この映画の見所って彼女だけなんですけどね。

最優秀まじめにやっているんだけどお馬鹿だけど嫌いじゃないよ作品賞:スカイライン

いや、ほんとラストはとってもお馬鹿なんだけど、嫌いじゃないですよ。自分が父親だからかもしれないけど。続編は、、作らないほうがいいかな。

意外によかったね賞:世界侵略:ロサンゼルス決戦

いや、期待0だったんですけどね。海兵隊のリクルート映画なんですけどね。でも嫌いじゃないですよ。

そして栄えある

見てしまった中で最低映画賞:カーズ2

いやー、これには驚いた。「あの」ピクサーがこんなゴミ映画を作るとは。是非この背後にある話しについて知りたい。あるいはこんな考えがふと頭をよぎる。いつの日か

「あのAppleがこんな製品を出すなんて!」

と驚愕することになるかもしれん。

というわけで明日以降みる作品は次のごんざれふ賞の対象作品。皆さん。今年もがんばっていろいろな映画を作ってくださいね。では来年までさよーならー。

(ぱちぱちぱち、と手をたたきながら男は歩き去る。下を向いたままで)


ごんざれふ賞 2010-2011

というわけで「輝け!第2回ごんざれふ賞」の発表です。ぱちぱちぱち

(誰もいない空間に司会者がたたく手の音が響く)

いや、初回を発表したはいいが、その後が続かず立ち消えになるかと思われた企画ですが、今年は気分が向いたのでやってみましょう。まずは作品賞から。

作品賞&監督賞:ソーシャルネットワーク

これを見ないと、人生を損している。是非みるべきだ、と力説しても誰一人見に行かせることができませんが、それは気にしない。様々な映画評を読んでみると、人によって感じるポイントが異なっている。
人によっていろいろな感情を想起する映画。すばらしい。


主演男優賞: コリン・ファース@英国王のスピーチ
途中まで
「これはおまけして1080円かなあ」
と思っていた映画に1800円つけることにしたのは、最後の演説を聞いたから。見事な芸でした。


主演女優賞:メラニーロラン@オーケストラ!
イングロリアスバスターズでもそうだったけど、単なる美人ではない(いや、十分美人なのだけど)見事な表情の演技をみせてくれた。しかしバイオリンの演奏(の物まね)はやり直すように。

というわけで外国語映画賞も「オーケストラ!」何が外国語かは深く問わないように。


長編アニメーション賞:トイ・ストーリー3
というか長編アニメーションこれしか見てない気がする。プリキュアやポケモンは奥様にまかせたし。


最優秀コメディ賞:ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
映画自体もすばらしいが、ヘザーグラハムがかわいい。私と7歳しか違わないとは思えない。


最優秀B級映画賞:RED
続編希望


そして最後は栄えある

見てしまった中で最低映画賞:武士の家計簿

今自分がつけた「値段」を見てみると、トロン:レガシーとか、 アリス・イン・ワンダーランドのほうが低いのだけど、「最低映画」という文字から今頭に浮かぶのがこの映画。日本人には映画を作ることができない。(ごく少数の例外を除いて)は今年も正しかった。。

というわけで明日以降見る作品は、2011-2012ごんざれふ賞の対象作品。皆さん。がんばっていい映画を作るように。ではさよーならー ぱちぱちぱち

(誰もいない廊下で、手をたたきながらしょぼくれた男が歩き去る)


ごんざれふ賞 2009

記憶に残っている範囲で今年の”ごんざれふ賞”発表ぱちぱちぱちー。(誰も聞いてません)

作品賞、監督賞、その他もろもろ:ベンジャミン・バトン or チェンジリング

もうどっちでもいいです。人生の悲喜劇を静かに、肯定的に描いたベンジャミン・バトン、人間の強さと”希望”を描いたチェンジリング。主要なところは全部あげます。

主演男優賞:ブラッド・ピット@ベンジャミン・バトン

いや、これがかっこいいんですよ。中身が若者の老人とか、中身が老人の10代男性とか。CG+メーキャップ+演技で受賞。

主演女優賞:アンジェリーナ・ジョリー@チェンジリング

醜い顔を惜しげもなくさらし、それでいて観客の視線をくぎ付けにする、なんて芸当が他の誰にできる?いや、できる人はいるだろうけど、クリントイーストウッドの力量と組み合わされるとその効果は圧倒的。

助演男優賞:ダークナイトのジョーカー

映画を見ている最中に足もとがおぼつかなくなるような、善とは、悪とはと何度も考えることになる。

長編アニメーション:崖の上のポニョ

いや、まだ米国で公開されていないからとか難しいことは言いっこなし。Wall-eはいい映画だったけど、わけのわからなさでポニョが受賞(きっぱり)

ドキュメンタリー:ヤング@ハート
私も年取ったらやるざます。そのためには有能な音楽監督見つけなくちゃ。。

最優秀B級映画:デスレースシューテム・アップ

最優秀B級映画をとるためには、開き直ってなくちゃね。両作品とも実にすがすがしいまでにB級。

最低映画評:ハプニング地球が静止する日

観客を不愉快にさせたいとしか思えないハプニング。おしみなく金を無駄にした地球が静止する日。丙丁つけがたいが、どちらかといえばハプニングの方に分があるか。

というわけで来年のごんざれふ賞発表までさよーならー。


注釈

ごんざれふ賞:2000年代の後半からアカデミー賞と私の評価がどんどん乖離していくことに気がついていた。ディパーテッドが作品賞?アーティスト作品賞?サンドラ婆@しあわせの隠れ場所が主演女優賞?それまでは作品賞を取った作品は「なるほど」と思った者だけど。

しばらくぎゃーぎゃーわめいていたが、そのうち「賞なんて決めたい人が勝手に決めればよい」という悟りを得た。そしてアカデミー賞について嘆く事をやめ、自分で勝手に賞を決めることにした。最初は期間も適当だったが、2012-2013から期間も「厳格」に定め、これで権威ある賞になる、、わけもないが私はこれで満足だからいいのである。