題名:巡り巡って

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日付:2006/5/2


松涛寺: 岐阜県(2006/4/23)

2006年4月の23日。私は大垣駅から北に向けてひたす ら歩いていた。何故こんなことをしているかは聞かないで欲しい。とにかく 12時50分までにIAMASという場所にいかなければならぬのだ。

昨日はでたらめに寒かったが今日はそれほ どでもない。外を歩いている身には有り難い。そのうち目的とする建物が見えてきた。時計を 観れば12時40分。どうやら間に合いそうだと思った時その手前にある異様な建物が目に入った。

全景

なんだこれは。てっぺんにある「七輪」のようなものがなければ凝った集会所かなにかと思うところである。今をさること2年前、某所でこんな建物を 目撃したのだが、そこに雰囲気が似ているような気がする。
似ている建物

しかし近づいて行くにつれその可能性は消えていく。ちゃんと した鐘楼があり、お墓が隣接しており、と立派なお寺のように見えてくる。ということは本堂の形だけが凝っているということなのか。

私は再度時計を観る。このまま寄り道をしていくと時間に遅れ てしまうかもしれぬ。しかし最近めっきりと外出の機会が減っている私にとって、このスポットを探訪せずにすませてよいものだろうか。いや、よくない。ここ で探訪せずして珍スポットマニアを名乗ることが許されるだろうか。実際誰もそんなこと気にしちゃいないし、「私珍スポットマニアと名乗っていいっす か?」と聞けば薄笑いが帰ってくるだけだろうけど、と にかく進もう。大丈夫。こちらは発表を聞く立場だから多少遅れたところで問題はないよ。

と自分に言い聞かせあっさり納得すると正面に廻る。すると ちゃんとしたお寺だということがはっきりする。

正面

となると何故かはしらねど本堂の形だけがシュールということ なのだろうか。門をくぐり中に入ってみる。人影はなく、この本堂の由来について知ることはできなさそうだ。近くで観るとさらに威圧感がある。

正面アップ

斜め

こうやって観ているとなんだか 古の怪獣にこんな格好をしたのがいたような気がするな、、などと感慨にふけりながらじろじろ観る。せっかく来たのだからお賽銭でも、と思うが賽銭箱もな い。本堂以外に何も変わったところはない。お墓にはとても古そうな 墓石が並んでいる。あんまりうろちょろしていると怒られるかもしれん、と妙な強迫観念に怯えながら寺を後にする。後でインターネットで調べればいろいろ情 報があるだろう、、と思っていたのだがほんの少しの文章がヒットするだけである。しかしそこに書かれているのは「寺格が高いお寺」「開山まもなく400 年」という内容。とても立派なお寺ではないか。私が感じた意味不明の圧迫感はこの「寺格」から来たものだったか。しかしこの本堂の形は。。謎は深まるばか り である。

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注釈