Real Story
2013-03-06 06:32
テキサス州エルパソにある高校にサンダーバーズというバスケットボールチームがある。そのチームのマネージャーは障がいをもったミッチェル・マーカス。ミッチェルにとってバスケットボールはとても大事なものだった。
レギュラーシーズンの最終試合、コーチはミッチェルにユニフォームを着るように言った。
インタビュアー「ユニフォームを着る気分はどうだい?」
ミッチェル I am very happy.
ユニフォームを着るだけで彼にはとてもうれしいことだった。しかし誰も知らなかったのはコーチはスコアがどうであれ、最後に彼を出場させる気だったことだ。
インタビュアー「試合に負けるかもしれない。その覚悟はあるの?」
コーチ「ある。彼の大切な時間のためなら」
試合の残り時間1分半、10点リードした状態でコーチはミッチェルを出場させた。
しかしここでお伽話は終わりになる。彼のチームはミッチェルに得点させようとあらゆる事をした。しかしミッチェルのシュートははいらない。
残り時間数秒で、彼はパスを受け取れず、ボールは場外にでた。相手チームのボールになってしまったのだ。
相手チームのプレーヤ、ジョナサン・モンタニアスはボールを受け取る。
ジョナサン「僕は"自分が接して欲しいように、他人に接しなさい"と育てられてきた。ミッチェルにチャンスをあげたかったんだ」
次に起こったこと。ジョナサンはミッチェルの名前を呼び、そして彼にパスをした。
ミッチェルのシュートは見事にバスケットに吸い込まれた。
その瞬間、観客は歓声をあげ、ミッチェルに駆け寄った。その瞬間、そこにいたすべての人間が勝者になったのだ。