メディアの問題はどこにあるのか?

2013-05-08 06:58

というわけで、新しいメディアなのだそうな。

米国で月間4600万人が訪問するニュースサイト「ザ・ハフィントン・ポスト」の日本版が7日、創刊した。

via: ハフィントン・ポスト日本版創刊、ネット上に「良質な言論空間」を -INTERNET Watch

さっそくトップページを見てみる。朝日新聞が関わるとなんでもこうなるのかね。

ふたを開けてみたら特ダネもなく、投稿者は他サイトでも見慣れたネット系著名人や政治家たちが並んでいた。

via: ハフィントン・ポスト日本版は失敗する(藤代 裕之) - 個人 - Yahoo!ニュース

執筆者の顔ぶれを見るだけでげんなりする。またこいつか。「手垢がついた」としか表現しようのない人たちの記事を誰が読みたいと言うのだろう。という意見には「馬耳東風」のようだ。

ジャーナリストの藤代裕之さんがYahoo!ニュース個人に公開した「ハフィントン・ポスト日本版は失敗する」という記事が公開されたが、「記事を読んだが、愛があふれる叱咤激励だった。改善すべき点はユーザーの声を聞き、次のステップに進めれば」と批判も歓迎。

via: ハフィントン・ポスト日本版オープン 読者参加による「ポジティブで良質な言論空間」へのチャレンジ - ITmedia ニュース

まるで

「鳩山がんばれ、という気持ちをいただいた」

の元首相のような言葉。日本のマスメディアをみて一番げんなりするのは、既得権益の上にどっかりをあぐらをかき、他者への「絶対自分が安全とわかっている」批判は大得意だが、自分たちに火の粉が降りかかるのはNo thank you.自分たちへの批判は中国共産党か北朝鮮のように扱うその傲慢さ。

そういや「あらたにす」なんてのもあったねえ。一度も見なかったけど。

しかしこういう企画が社内で認可されるのはよくわかる。これからはネットも取り入れなくては。そしてアメリカで実績のある会社が組んでくれます、ってこれは私の経験内では「典型的な失敗パターン」だ。

まあそうやって彼らは緩やかな死に向かっていくんだろうな。

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不思議なことにスポーツニュースといえば、今でもプロ野球が中心のようだ。でもって連休中に興味深いイベントがあった。その視聴率。

12.9% 12:45-15:00 長嶋茂雄&松井秀喜W国民栄誉賞!独占生中継スペシャル
*7.4% 15:00-16:55 日本プロ野球Dramatic Game 1844・巨人×広島
15.3% 17:30-18:00 笑点

via: 5/5の国民栄誉賞中継|プロ野球の視聴率を語るblog

もはや「今の」プロ野球は誰も見ていないのだ。というか「笑点の半分」というのは少し驚き。昔の思い出に浸りたい人はいるみたいだけどね。