すべての真実

2005-12-14 08:14




「すべての真実は三つの段階を経て認知される。まず嘲笑、次に反論、そして最後は自明の事として扱われるのである」



ショーペンハウエルの言葉だそうな。Defying Gravity Newton テクノロジーの誕生より。


この言葉を何度か思い返すことがある。そしてこの言葉を唱えていた人間があまりよいマネージャーでなかったことも思い出す。


Newton開発を描いたこの本を読むと、いくつも失敗の原因を見ることができる。一つだけ挙げておくと


「新しいものは絶対にうまく動かない」


という原則を無視し、新しいものをいくつもつめこもうとした点だ。特に開発言語を新しくしてかつ同時に開発しようとしたのは大きな間違いだっただろう。


思えばその後に予告されながら崩壊の運命をたどったCoplandでも同じような言葉を聴いた。新しいものをつめこむのだ、と。新しいものを詰め込んだものは必ず失敗する。これはかなりの再現性をもつ法則としていいのではないかと思う。