責任者の役割

2005-12-15 10:16



Life is beautifulよりリーダーシップについて思い出したこと


プロジェクトの責任者の仕事は、「プロジェクトの成功に必要な作業の手配をする」だけでは終わらず、それらの作業が確実に実行されるようにして結果を出してこそ初めて評価されるものだ、そしてうまく行かないことがあっても決して他人のせいにしてはいけない、という認識である。


私は入社2年目から5年目までとても怖い上司の下で働いていた。出張旅費の清算書を出すのもずいぶんと心の準備をしてからでなくてはできなかった。8時始業の会社だったから、7時半から机の上で寝ている。そして8時になり後ろを振り向いたときに上司が休みだったりしないかなあ、と毎日考えていた。


今でもあの上司が言ったことの7割はいいがかりだったと思っている。しかし根はいい人だったし、今にして思えばあの悲惨な3年間のおかげで少しはまともなサラリーマンになったのではないかと。(つまりあの経験がなければもっとひどかったということだが)


そのとき、このブログで書かれていることを何度も叩き込まれた。できない?どうしてだ。こういう手があるだろう。くだらない言い訳をしている暇があれば、なんでも可能な事をやれ。どうしても雨が必要だというなら、雨乞い踊りでも何でもしてから文句を言え、と。


私はあの上司に比べると確かに甘い。そしてそれは部下にとっていいことなのか悪いことなのか。最近の言葉で言えば「コーチング」で部下に気づかせる、ということなのだろうが、ばしばし叩いて叩き込むやり方だってやはり有効なのではないだろうか。


などと考えている暇があったら実践するべきか。