TVの見方とは

2006-07-11 09:28



毎度おなじみ敬愛するLife is beautifulから。。



まだまだ著作権法だのビジネスモデルに問題を抱えるYouTubeだが、人々のテレビ番組との接し方が、「事前に録画予約などぜずに、話題になった番組の一部もしくは全部を後から見る」というものに変化することがほぼ確実なことを証明してくれている点には大いに注目すべきだ。



メディアの物理的なあり方、というものがTVの楽しみ方を規制している。某所で聞いたのだが、番組表のデータというのは、あくまでも番組の宣伝のために存在するものであり、放映後には速やかに削除するべきものなのだそうな。そうすると現在HDレコーダーで番組の題名とかをiEPG情報からとって使っているのはいいのだろうか。題名だけならいいのかな?


いずれにせよこれは


「TVとは放送局側が指定した時間だけに視聴可能なものである」


という過去のTV放送がもっていた制約をそのまま受け継いでいるものである。TV局が特に売りたい番組には「番組宣伝番組」などというものが存在しているが、それもこうした制約あっての話だろう。


しかし想像してみよう。YoutubeかあるいはTV局か誰が行うかは別にして、もしTV放送が時間の制約を持たずに視聴できるとすればどのような楽しみ方があるだろうか。


ひとつはこのブログで述べられている「話題になっている番組を視聴する」というやり方。この「話題になっている番組を探す」というのはそれで一筋縄でいかない話なのだがそれはそれ。


私がGoromi-TVを作って実感したのはあと二つある、という点だ。


・もともと見る気などなかったし、生活時間帯とぜんぜん違う番組なのだが、題名とサムネイルを見て「これはおもしろそうだ」と思った番組。


・題名もサムネイルもアピールしないのだが、実際の放送を見ているうちに「これは面白い」と見つける番組。


Goromi-TVでは前者の楽しみ方を見出すために「とにかくわらわら提示」を行っている。(実はこれも結構ややこしい話なのだがそれはそれ)


後者の楽しみ方を見出すためには、ひとつは「シャッフルモード」が有効だと考えている。私が知らないだけなのかもしれないが、既存のHDレコーダーにシャッフル再生モードは存在しているのだろうか?TVはもともと気合をいれて視聴するばかりのメディアではない。つけっぱなしにしてどこが悪い、と思うのだが。


そして現在の課題は「効果的なシャッフル」というのは存在するのか?という点だ。これにはもう少し実験を重ねてみないと。