年をとること

2007-07-26 00:00



なぜそんな題名を使うかといえばちゃんとわけはある。


「べ、別にさみしくなんかないんだからね!!」

“ツンデレワンセグ”発売決定

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ようするにワンセグテレビが声優の声であれこれメッセージを出してくれる、と。そして使用の回数によってそのメッセージが変わるということらしい。


20のころだった「これはおもしろい」と思ったかもしれん。しかし年をとった今となっては「ははは」と聞き流すだけだ。それは別に声優に興味がないからではない。


こうした「作られた性格」というのは使っていて実にむなしいということを経験から知っているからだ。人間はこうした「作られた性格」を見破るのが実にうまい。最初は面白いかもしれないが、パターンが見えた時点でそれはただの機械になる。


では人間を飽きさせない仕組みはできるか?ものすごく狭い範囲だけの知見と記憶でモノをいうが、


「人間が人工的に作り上げたものでは”人間を飽きさせない”ことはできない」


と年よりは断言するわけだ。予想がつかなく、かつ人間の興味を引き続けるのは、自然現象、そしてその中の一部である人間自身だけだ。


ということをつらつら書いていくと、「記号処理型人工知能」に希望を抱き、そして失望した20年ほど前の話がひっかかってきたり、、と年よりは過去の延長だけでモノを考えるから困る。いつの日か自分の「固定概念」が覆されるとよいと思うのだが、今のところは固定概念にしがみついている。いつか通った道は少し引いて斜めに見ている。