生物の多様性について

2009-05-28 07:15

子供のおともで水族館にいく。すると、陸にいる生物を見たときよりもその多様性に驚かされる。

適者生存という言葉をなんとなく知ったような気になっている。じゃあ適していればそれだけが生き残るのか、といえばそんなことはない。

タツノオトシゴを見るたびに思うのだ。いったいこのぴろぴろした姿に何の意味があるというのか。なぜこの生物は今日も生きながらえ、かつそこそこ繁栄しているのか、と。

先日ある記事をみつけた。なんでも垂直にのびる海藻が茂っているエリアでは、あの"縦型"の姿、泳ぎ方が生存性を高める結果につながったと。ううむ。そうか。しかしあの表面についたでこぼこになにか意味があるのか。

いや

ここで考えるべきは、環境というのは我々が思っているよりはるかに多様であり、したがって"適者"あるいは"適する方法"も多岐にわたっているということなのだ。ともすれば人間様はこのことを忘れやすい。その時その時にやれ勝ち組だのなんだのと単一の生存条件しかなく、それに適したものだけが勝者という物の見方をしがちだ。

タツノオトシゴとクジラの幸せを比べることなどできない。であれば、人間世界という限られた条件下であっても、きっとタツノオトシゴとクジラくらい異なる"適者"がいていいはずなのだ。

などと水族館で考える。あとマンボウだ。あれも私にとっては謎だがマンボウにとってはそんなことどうでもいいことなのだろうな。