Goromi-Tubeを使いながら考えた

2009-08-19 07:12

家族は奥さまの実家にいるので、一人暮らしである。Goromi-Tubeをつけっぱなしにしてごはんなど食べる。

アジア人の少女が、カーペンターズのWhen I was young I listened to the radio,,と歌っている。それからしばらくカーペンターズの歌を聴く。中国語圏のドラマ、韓国語のドラマできれいな女優が歌っている。

そこからどう飛んだか覚えていないが、パッヘルベルのカノンについていくつか動画を見る。この曲をネタにしたコメディをやっている男の見事な芸を見る。チェロは同じパターンを45回繰り返す。なぜ知っているかといえば、数えたからだ。ほかにやることがないし。

そこからいろいろな種類のハープによる演奏を聴く。ハープといえばあのでかいやつしか知らなかったのだが、Celtic Harpとか他にも何種類かあることを知る。ハープの"演奏してみた"動画だけでものすごい数がある。自宅の裏庭としか思えない場所で引いている女性がいる。

Goromi-Tubeを使っているといつも感嘆するのだが、この"動画を作りアップロードする"という熱意はどこからくるのだろう。プロありセミプロありアマチュアあり。その人たちの情熱に触れるのはなかなか楽しい。

そしてこの日Goromi-Tubeを使い始めたとき、カーペンターズを聞きたいとかいろいろなハープについて知りたい、などとはカケラも考えていなかったことに注意する必要がある。考えは最初から頭の中にあるのではないし、もしあるのなら直接YoutubeかGoogleで検索すればよい。

興味、情報に対する欲求とは、情報とのインタラクションの中から生まれてくるものだ。したがって、情報とのインタラクション方法はできる限りその流れを妨げず、あるいは興味を想起するものでなくてはならない。誰が使ってくれるかわからないが、少なくとも私は使っている。その考えにそったシステムとして改良を続けていきたい。今はそう思っている。