面白いと思った記事二つ

2009-08-11 06:57

自分と反対の意見ばっかり載っているメディアってないのだろうか。
情報のレコメンデーションやフィルタリングが進めば、無意識で
自分の意見に近い情報が集まるのが怖い。

via: きっと俺はミュージシャン : ライバルニュース

私はこの記事を書いた人と同じような危機感を持っている。情報推薦とはつまるところタコつぼ促進化装置でもある。自分がいつも読んでいる記事、持っている意見に近いものばかりが集まる。

昨今はそれに情報の断片化、軽薄化が進んできている。このいく行き着く先はそこの浅いタコつぼの群れだ。

ではどうする?

・メイドロボは無愛想でもいい。

 ニュースなどで表情を変えて感情を表現するロボットが紹介されていたりするが、見るたびに不気味である。擬似的な感情を求めるのだったら、ペットを飼えばいい。むしろ、ロボットの醍醐味は抑制された感情(および、そこから何らかの感情を読み取る人間の妄想力)にあり、感情が豊かなロボットがかえってうざったく感じるのは以下の検索結果を見ても明らかである。

Googleによるフレーズ検索結果(2009年8月8日現在)
長門有希はオレの嫁:14,900件
コロ助はオレの嫁ナリ~:0件

via: エレメンタルノート -elemental note-

私が敬愛してやまない"雑文書き"と呼ばれる人たちが何人かいる。その中の一人、綾倉聡氏の意見。

ロボットに感情は宿らない。感情は見る側の妄想でしかないからだ。その事実を忘れた奇妙なロボットばかりがたくさん作られ、そしていつまでもそこにある。

この前と後には"ロボットはドジでもいい""ロボットは何もできなくてもいい"と続く綾倉氏の言葉に研究者と呼ばれる人たちは、、まあ彼らは論文屋だから採択されそうな論文を書ける研究しかしないのだが。