富士ソフトは日本のGoogleである(タイトルは釣りです)

2009-12-07 07:48

なぜそんなことを考えたかといえば、Google日本語入力がリリースされたのをみたからである。

Google日本語入力の辞書はWebから収集したデータだとのこと。それに加え、無料で提供することにより膨大な数のユーザ入力データを集めることができる。それにより精度をさらに向上させることができる。

(追記:この部分は本当ではありません。

入力した文字や文章がGoogle に送信されることはありません。

via: よくある質問 - Google 日本語入力 ヘルプ

つまりGoogleは日本語入力システで金をとろうとせず、そこは無料にし、ユーザのデータを集めることに価値を見出したわけだ。

Googleのサービスん全般に言えることだが、正しく分析すれば、宝の山となるデータが集まっているに違いない。ユーザが検索窓に何を入力するか。その結果何をクリックするか。GoogleMapでどこを見るか等々。つまるところ価値があるのはサービスそれ自体ではなく、それを提供することにより集められるデータなのだ。そしてサービスが無料で提供され普及すれば、同じだけのデータを集めることは他の誰にとっても不可能になる。

GmailのSPAMフィルタには、ユーザが何をSPAMと判定したかのデータが生かされているとどこかで聞いた。こうした方法のSPAMフィルタは膨大な数のユーザを持つサービス事業者にしかなしえないことである。

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さて、こちらは富士ソフトである。普通の人はあまり聞いたことがない社名だと思うが、IT業に少しでも関わっている人ならば多分聞いた事があるだろう。Intel insideどころの話ではない。ITあるところ富士ソフトの社員がいる。名刺を持っていない、あるいはメールアドレスが社員とおぼしき人とは少し違う、そんなことがあったら仲良くなったあとに社名を聞いてみるとよい。

もちろんそれは富士ソフトのエンジニアが素晴らしい能力・価格比を誇っているからに他ならない。しかし時々思うのだ

日本の製造業について一番深く、広く知っているのは実は富士ソフトの社長ではないか、と。

もちろん守秘契約の範囲はきちんと守られているのだと思う。しかしそれを守った上でも富士ソフトには日本中のソフトに関する製造業の現場の実態が集まっているのではなかろうか。各社がだす大本営発表は省庁でも集められるだろうが、本当のところ何が起こっているかはわかるまい。

そこから妄想を膨らますと

ある時点から、価値は情報になるのではなかろうか。つまり富士ソフトが他の会社ではなしえないことは何かをいえば、集まる情報にあるのではないかと思うのだ。

などと考え 富士ソフトは日本のGoogleと唱えてみたのだが、、、自分で考えてもちょっと無理がありますね。すいません。