金や!金さえあればみんな働くんや!

2011-02-03 07:44

とういわけえnative speaker of関西弁が聞いたら怒り狂うような題名をつけてしまった私ですが、皆様お元気でしょうか。

先日こんな記事を見つけた。

「年内にクックパッド抜く」--楽天レシピ、ポイント連動で攻勢 - CNET Japanより引用:

これはレシピサイトの老舗「クックパッド」と同じ仕組みだが、楽天レシピの特徴は3つある。

料理をするとポイントがもらえる

 1つ目は楽天スーパーポイントとの連動だ。レシピ投稿とつくったよレポートの投稿でポイントが付与されるため、ユーザーのモチベーションが非常に高い。オリジナルレシピは50ポイント、つくったよレポートはレシピ考案者とレポート投稿者の双方に10ポイントが付与される仕組みだ。

 たとえば夕飯のメニューのうち、1品をオリジナルレシピで作って投稿し、もう1品を既存レシピを参考につくったよレポートとして投稿すると、合計で60円相当の楽天ポイントがもらえることになる。自分のレシピが人気を集め、数百人からつくったよレポートが届くこともある。すでに10万円相当の楽天ポイントを稼ぎ出したユーザーもいるという。

そうだよねえ。みんな小銭を稼げるとなれば、そっちにいくんだよねえ、、、って。

引用本の記事には、担当者が自分の顔と本名を出している。その上でこうした記事を公開する度胸には関心するが、内容についてはまったく同意できない。というかこの人たちは20世紀に生きているのだろう。

やる気に関する驚きの科学より引用:

1990年代半ば、Microsoftは Encartaという百科事典を作り始めました。適切なインセンティブを設定しました。何千という専門家にお金を払って記事を書いてもらいました。たっぷり報酬をもらっているマネージャが全体を監督し、予算と納期の中で出来上がるようにしました。何年か後に、別な百科事典が開始されました。別なモデルを採っていました。楽しみでやる、1セント、1ユーロ、1円たりとも支払われません。みんな好きだからやるのです。

ほんの10年前に、経済学者のところへ行ってこう聞いたとします。「ねえ、百科事典を作る2つのモデルを考えたんだけど、対決したらどっちが勝つと思います?」 10年前、この地球上のまともな経済学者で、Wikipediaのモデルが勝つという人は 1人もいなかったでしょう。

これは2つのアプローチの大きな対決なのです。モチベーションにおけるアリ vs フレージャー戦です。伝説のマニラ決戦です。内的な動機付け vs 外的な動機付け。自主性・成長・目的 vs アメとムチ。そしてどちらが勝つのでしょう? 内的な動機付け、自主性・成長・目的がノックアウト勝利します。まとめましょう。

ニコニコ動画にはものすごい数の作品が投稿されている。投稿者には一円も支払われない。こちらが払いたくても払えないのだ。なのに投稿のストリームが途切れることはない。この10年、こうした事例には事欠かないはずなのだが。楽天レシピをやっている人たちは、人間というものについて何も知らないばかりかそれについて学ぶ気さえないようだ。

もちろん世の中の常として何が起こるかはわからない。確かにいつか楽天レシピが"レシピ数"でクックパッドを凌駕するかもしれない。

しかし

小銭目当てで投稿されたレシピの集合体がどんな価値を持つかは興味深い点ではある。

もし金のために楽天レシピに投稿しよう、と考えている人がいるなら少し待つことをお勧めする。思うようにレシピ数が伸びなければ、間違いなくポイントの上乗せがあるはずだから。