Wizard形式の弱点は

2011-02-01 08:59

ユーザに次々と質問を投げていき、最後に

"あなたにあった○○はこれです"

と表示してくるインタフェースを時々見かける。

一見親切のようだが、いらいらさせられることが多い。理由を二つあげておく。

1.本来一画面に並べて入力させることができる内容を、わざわざ数画面に分散して表示している。一画面なら全体の項目数がどれだけあるかとか簡単に見渡せるのだが、Wizard方式だと全体量もわからない。

2.散々情報を入力させられた挙句"これかよ"といいたくなるくらい的外れの結果がでることがある。
同じような問いかけを人間が行う場合には、途中で相手の顔色を見ながら情報を小出しにしてくれるのだが、あいにくコンピュータは人間の顔色を伺ってはくれない。

一ページに項目をならべたとしても、途中の入力によって選択項目を変更することは容易にできるのだから、実はWizard形式ってあまり意味がないのではなかろうか。

また顔色を伺うことができないコンピュータであれば、検索条件を変更したさい、瞬時に結果を表示(一部でもよいから)してユーザのフィードバックを得ることが重要なのではないかなあ。