緊急事態とIP

2011-03-14 07:29

先週の金曜日から多くの人が実感したと思うが

緊急事態にはIPベースのサービスは使えない。

もともとが核戦争を想定したARPANETであるのは皮肉なことだが、事実は事実だ。
金曜日公衆電話には長い列ができた。いまどき携帯電話を持たない私のような人間はいまい、と思っていた。ではなぜ公衆電話に並ぶのか。

周りの会話から察するに携帯電話はつながらい状態になっていたようだ。メールもだめ。となると使えるのは

・固定電話
・ワンセグ(ブロードキャスト)

だけになる。
弟の家ではしばらく停電していたとのこと。であれば使えるのは乾電池式のラジオだけになる。

先週は水曜日を除いて学会に出ていた。そこで話し合われた内容は多くがIPによる通信を前提としたものだった。それがことごとく役立たずになるのを体験するのは皮肉なものだったが。

低速でかまわないが、「信頼できる」通信手段というものはないものか。結局「アマチュア無線」に戻るということなのか。

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地震の影響は今後も長く続く。息切れしないようにあれこれやるか。まずは今日

「ネットも電灯もない状態」

でどうやって時間をすごすか。PCゲームではなく、紙のトランプで子供と遊ぼう。想像力に対するチャレンジだ。