震災に関する海外メディアの報道

2011-04-06 07:33

震災が起こって以来、海外メディアの報道にはヒステリックなものが多かった。日頃軽蔑してやまない日本のメディアのほうがましに見えたほどである。(朝日は"世界水準"だが)

これまで日本のメディアに対する反発から、海外メディアに信をおいていた傾向があったのは否めない。ニューヨーク・タイムズは

「ああ、またニューヨークタイムズね」

と思うようにはなっていたが。

しかし昨日こんな記事を見た。

──「迷惑ボランティア」という言葉もあるが。

 阪神淡路大震災のときはボランティアが大勢来たが、被災者はちっとも邪魔とは思わなかったはずだ。迷惑に思っていたとすれば、登録したり名簿を作ったりするのに、一度に来られたら対応しきれないという行政だろう。

via: 「ボランティアは押し掛けていい」 (ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

「迷惑に思わなかったはずだ」と想像だけでモノを語る姿勢には嫌悪感を感じずにはいられない。しかし問題はこの妄想と思い込みとしか言い様がない発言を掲載したメディアだ。日本版とはいえ、ニューズウィークなのである。

そこにこのような文章を見つけた。

これまで、日本には外国メディアに対するある種の尊敬の念があった。ジャーナリズムの理想とあがめ、その権威に頼ることさえあった。新聞などが日本に関する論評を求める際、今でも頻繁に「米紙ワシントン・ポストによると......」といったくだりが登場する。

 東日本大震災で、その神話は崩れ去った。この未曾有の大災害において、残念ながら多くの欧米メディアは本来果たすべき使命を全うできなかった。ニュースを報道する側がニュースにのみ込まれてしまい、冷静さを失ってしまったのだ。

 当初は地震と大津波による甚大な被害を報じていたが、福島第一原発事故が発生すると、外国メディアはこの事故を「チェルノブイリ級」と決めてかかった。放射能が見えない恐怖であることに違いはない。だが、今回は平静さをなくしたケースが後を絶たなかった。

via: そのとき、記者は......逃げた<全文> | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

この記事を読み、海外メディア発の異様な報道に合点がいった。

私自身、メディアに対する狭いものの見方をしていたことを反省せねばならない。それであればどうすればいいのか。これから心がけようと思うのは、記事を書いた人間の個人名により着目することである。

前掲の記事によれば、私が「東スポ並」と評価していたニューヨーク・タイムズはいまやその体制を入れ替えたとか。記事を書いている個人名により着目することで、より良好な情報に触れることが可能だろうか。今後試してみる価値はあると思っている。