トヨタの「若者向けアピール」

2011-06-15 06:55

とういわけで、「なぜ」を5回問い、A3一枚に企画書をまとめることを誇りにしているトヨタ自動車の「日本の新しい才能が、クルマをアォードを応援する」企画である。

リンク先ページ

この

「クズども。こういうもんみせときゃ、喜ぶんだろ?」

という上から目線の醜いページはトヨタ自動車でなければ創り上げられないと思う。全く見事だ。2chではこんな感想もでているようだが全く同感。

いや、若者を馬鹿にするトヨタの社風が良く出ているじゃないか。
これ見て買ったとか思われたくないから、買うのやめるわ。

via: トヨタ自動車企画「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」がヤバイwwwwwwww:ハムスター速報

ニコニコ動画に存在する魂がこもった「踊ってみた」と、この嫌悪感溢れる宣伝の違い。作り手の魂がこれほどまでにWebページに現れるというのは驚きである。

------

先日本を読んでいてこんな一節を見つけた。

子供の頃、ある夏の夕暮れに、叔父のロスコウが運転するくたびれきったフォードのピックアップトラックの荷台に乗って家に帰ったことがある。八歳になる二人の従兄弟が一緒だった。泳ぎに行った帰りで、私たちはスペア・タイヤに腰掛けて、古いキルトを肩にはおり、年老いた犬に体をすりよせて温まった。そしてチョコレート・クッキーを頬張り、メイスンの魔法瓶からおいしいミルクを飲み、みんなして「壁にビールが九十九本」という詩をありったけの声で際限もなく歌い続けた。月がのぼり、星降る空から紙が私たちを見守っていた。家に帰れば道はそのまま夢路へと通じている。

そう、これが車にのるということだ。こうでなくては楽しくない。

人生で必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ P97

この言葉と、先程の「宣伝」を比べてみよう。いや、比べるのも失礼か。