キャリアと端末メーカーの力関係

2011-09-26 06:51

iPhoneが登場したときにも痛感したことだが、今回の「iPhone by au報道」でもその思いを強くした。

日本ではキャリア様はとても強い存在だ。端末メーカーはキャリア様に気に入っていただける製品をつくるべく日夜研鑽を重ねる。

それが従来の図式だったのだが、iPhoneはそれをひっくりかえした。今や選択権は端末メーカーにあり、キャリアは腰を低くしてそれを出してもらえるようお願いする立場なのだ。

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他にもいくつかわかったことがある。

・AndroidがあればiPhoneがいらない、などと本気で思っているキャリアがいたとすればDocomoだけ。あれほどAndroid Auとか言っていたAuは影でAppleの無茶苦茶な要求を飲むことを決定していた。もしAndroidが本当にiPhoneキラーだとすればこんなことをするわけがない。

・iPhoneを使うためにSoftbankに来てくれた人の大半は、Softbankを愛してはくれなかった。こんなことを言ったり

電波改善の件、必ずドコモを抜きます。少し時間は、かかりますが男のプライドにかけて必ず成します。

via: Twitter / @masason: 電波改善の件、必ずドコモを抜きます。少し時間は、かか ...

こんなことを言ったりしていたが

電波の件、本当に申し訳ないです。全国的に改善すべく、秘策も含め鋭意準備中です。

via: Twitter / @masason: @takapon_jp 電波の件、本当に申し訳ないで ...

震災の後に正義の味方を気取ってみたりしたが、結局のところ電波状況は改善されていないようだし、誰もSoftbankを愛してはくれなかった。auから実際にiPhoneが発売されれば、そのことがよりはっきりすると思う。

iPhone日本で出してくれれば、一家そろってSoftbankにする、といっていた私だがすいません。前言を部分的に撤回します。PHSからSoftbankにした奥様だが、高い高いと年中文句を言っている。というわけで、同じSoftank配下のPHSにします。