音声認識エージェントといえばNTTだろう!

2012-03-02 06:48

仄聞するところによると、Siriが発表されたおかげで

「なぜ同じのが出せないんだ!さっさと出せ!」

とNTTの中の人は大変だったんだそうな。気の毒に。

でもって親愛なるDocomoの「しゃべってコンシェル」である。何が違うかと言えば

「サービスとユーザーとの導線を確保している点。コンテンツとの連携ができるのが、まったく違う」と説明した。

 「日本語に対応している点がSiriと違う。しゃべってコンシェルは日本のユーザー、日本のコンテンツに特化しており、その目的はdメニュー内にある多種多様なコンテンツに話し言葉でアクセスしてもらうこと。

via: 「Siri」とは何が違う?:ドコモの音声エージェント「しゃべってコンシェル」、開発の狙いとは - ITmedia +D モバイル

要するにメニューのショートカットなわけだ。であるからして

dメニューという国内向けサービスへの橋渡しが前提のため、英語などの多言語化は検討していない。方言への対応も、今のところ考えていないという。

via: 「Siri」とは何が違う?:ドコモの音声エージェント「しゃべってコンシェル」、開発の狙いとは - ITmedia +D モバイル

も当然だろう。ただ気の毒なのは、しゃべっているうちに、ロジックの矛盾が明らかになってしまっている点だ。

「こうしたサービスは実際にリリースして多くユーザーに使っていただかないと、精度が上がらない。夏までにはパーソナル対応などの個人適用を行い、またQ&Aに応えるような機能も追加する。今は詳細を明かせないが、ある質問をすると気の利いた答えが返ってくるようになる」

via: 「Siri」とは何が違う?:ドコモの音声エージェント「しゃべってコンシェル」、開発の狙いとは - ITmedia +D モバイル

多くのユーザに使ってもらわないと、というのなら世界展開のSiriのほうがずっと有利じゃないですかねえ。でもってこれもいつものことだがリリース時に「今は詳細を明かせない」なんていっちゃだめだよ。最初のインパクトを出さなくちゃ。

それでもって

引用先の写真を見てほしい。いいかげんこうした

「ひな壇に所属と名前を書いた紙をたらして、皆が行儀良く座る」

発表スタイルはやめたらどうかと思うのだけどね。