部品メーカーとしてのソニパスへの期待

2012-04-16 07:26

先日平井君が行ったソニーの説明会についてこのような意見がでている。

そう。ソニーの存在意義は「生活を製品によって、娯楽に「自分だけのやりこみ要素」という楽しさを提供してきたこと」です。だから、平井社長は「ソニーという会社がこれから、あなた方の生活をどう変えるか」ということを説明すべきだった。事業を黒字にする・どんな人を登用する・今ある資源(製品)をどう売るか・・・それらは消費者にはどうでもいい。投資家にも同じ。その「根拠」・・・「人々がソニーを通じてどう変わって行くか」が知りたかったのに、その説明が何一つ無い。

via: なぜソニーは敗北したのか?~「ニコ動が赤字でもイベントをする理由」こそ再建の鍵~ - とある青二才の斜方前進

この指摘には同感だ。そしておそらくは出井君が「成果主義。米国流(笑)企業統治」とかやりだしたところで、ソニーはこのことを忘れてしまったのだと思う。

私は上記のブログを書いている人より多分年をとっているので、同じことを感じながらも平井君の説明から別の可能性を感じ取った。

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もはやソニーは過去の「盛田、大賀のソニー」から決別すべきだと思う。彼らにはもう「人々の生活を変える提案」は作り出せないのだ。それは近年連発している

「すごいハードを作りました!皆さん使い方を考えてください!」

から明らかだ。(PS3,PSP Vita, Sony Tablet皆同じ)

だからそれはもう忘れよう。じゃあ何になるか。それはAppleやサムソンに使ってもらえる素晴らしい部品メーカーとしてのソニーだ。

平井君が説明の間何度も繰り返し言っていたことは

「プランをたて実行する。その結果を常にモニターし、間違っていれば断固として修正する。このあたりまえのことを当たり前に行う」

ということ。逆に言えば、今のソニーという会社はこの「当たり前」を当たり前に行うことができない組織なのだと思う。

少なくとも平井君の言葉からは断固として「当たり前のことを当たり前に行う」という決意が伝わってきた。

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オリンパスの「提携先」としてソニーの名前が見え隠れしていることに象徴的だが、ソニーは部品メーカとしてイメージングの分野で競争力を持ちうると思う。しかしその「ソニパス」(ソニーとオリンパスくっつけてみました)が発足したところで「当たり前のこと」が当たり前に行えない組織ではエルピーダの二の舞だ。

平井君の「改革」が実を結べば、すくなくとも

ソニパス・イメージング・コーポレーション

には期待が持てる。私はiPhone4Sのカメラ機能にすこぶる満足している是非この調子ですばらしいイメージング部品を作っていってもらいたい。期待してます。