あれこれの断片

2012-10-16 06:46

というわけで、今日は細かな断片をあれこれと。

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ソフトバンクがSprintを買収した。Sprintといえば、なんというかやることなす事うまくいかない、という印象があったので「これは弱者連合か」とも思った。

 孫氏が特に強調したのがV字回復のノウハウだ。同社は2004年に赤字体質の日本テレコムを、2006年に赤字転落寸前のボーダフォンジャパンを、2010年に経営破綻したウィルコムを買収し、いずれも黒字へと転換させた経験を持つ。

via: スプリント買収に"2つの疑問"--孫社長、解決に「自信がある」 - CNET Japan

これを読むと一瞬なるほど、と思う。しかしそれは日本国内のことではないか、という言い方もできる。しかし結局世界一しか残れないとすれば、ソフトバンクはいつかこの壁にぶつかっていたはずだ。それにチャレジしようという心意気には感服する。

また別の方が書いていたことだが

ま、弱小キャリアと言ったって、日本の端末メーカーはろくに相手にしてもらえてなかったんだから、それに比べりゃ本体を買収しちゃったソフトバンクはエライわな。
 ヌカミソ樽に頭突っ込んで反省してろ >撤退した端末メーカー

via: Sprintに買う価値なんてあったのか: 無指向な嗜好

DocomoもAT&Tに16%出資でどうのこうのだが結局金の無駄遣いに終わった。結局本体を買収して自分の一部にし、その責任も背負い込むことまでやらなくてはならんのだ。

この結果がどうなるかはまだ分からない。しかし相次いで大型の買収を成功させ自分のビジョンを実現させよう、という姿勢に学ぶべき経営者は多いはずだ。(私は経営者じゃないから知らんよ)

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さて、もうすぐWindows8とMicrosoft Surfaceが発売される。Windows8に関してもっとも好意的な記事は以下の様なものだ

確かにWindows 8はデスクトップとタブレット/タッチOSのへんてこな合体のように感じる。最新のOS XでiOSライクのLaunchpadを支障なく無視できるのとは異なり、Metroを完全に視界から消すことはできない。しかし、このMetroを扱わなくてはいけない僅かな時間も、実はそう悪くはない。慣れるのに少し時間はかかるし、デスクトップにはちょっと場違いに見えるのは確かだ。完全にこれを自然に感じられるようになることはないだろうが、一部の人たちが思い込ませようとしているような致命的問題ではない。

via: 脅しを信じてはいけない。Windows 8はあなたが思っているよりずっと良い

私としてはMicrosoftがこのような愚かな決断をした理由を知りたいと思うが、まあそれは問わないことにしよう。それより興味があるのは、6月にはろくに動作していなかったSurfaceが本当に発売されるのか、ということだ。そしてMicrosoftご自慢のキーボードの使い心地はどうなんだろうね。

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というわけでそもそもプレゼンテーションという名前でくくられるものは、何種類存在しているのだろうか、と考える日々である。

未だに存在意義の分からないものとして「資料の読み上げ」というものがある。あれは一体何のためにやっているのかわからないが、会社生活ではよくでくわす。文字を読むのと同時に勝手なペースで同じ音声を流し込まれても認知負荷が高まるばかりだ。

でもってこんな記事がある。

「Prezi」は、遊び心満載のプレゼンテーションが
簡単に作成できるツールです。

テキストやズーム、フロウする動きまで、かなり自由に編集でき、
YouTubeの動画も貼り付けることができるようになりました。

via: 「Prezi」を使ったプレゼンがスゴい! - NAVER まとめ

書いていること自体は「ふーん。楽しそうだね(棒読み)」としかいいようがないが、面白いのはこの文章についたコメントである。

ここらへんを読んでいると「研究発表のプレゼンとは、退屈であってもロジカルであるべき」とか「会社のプレゼンとは新規であってはいけない」とかいろいろな言外の前提が見えてくる。

というか研究発表のプレゼンってのは一体なんなんだろうね。世の中には論文至上主義なる人がおり、論文をたくさんのページを使って書くことに大変な情熱を注ぎ、価値を認めるようだ。

であれば、論文配って終わりにしたほうがどれだけいいかわからない。せいぜいデモビデオをつけておけばOK.各自論文を読むのだったら、自分のペースで自由に読めるし。

というわけでWISSの発表は「ではみなさんこれから15分で論文を読んでいただき、質問があればお願いします」といって壇上で立っていよう、、などということはもちろんやらない。私なりになぜWISSでプレゼンをするのか、という問に対する答えを出すつもりである、などとネタバレしていいのだろうか。(誰も読んでません)

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さて、最近話題の森口氏である。

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via: 【画像】 森口尚史氏がヤバイwwwwwwwwww|ラビット速報

いろいろな議論があるようだが、私は「新聞記者は知恵を持つべきだ」と主張したい。いやさ、顔見て少し話せばわかるでしょ。この人が世界的な偉業を達成する人かどうかなんて。

もちろん世の中には詐欺師という職業があり、そうした人は外観や仕草をつかって欺くことに長けているわけだが、そんな高級な手段を弄する人でもないし。

論理というのは時としてとんでもない大間違いをやらかす。何度か書いたことだが、日本が米英に宣戦布告した時にも「合理的な戦争終結の見通し」は存在していたのだ。

頭のよい人が、どのように理論整然と「米英に対して戦争をはじめる必要がある」と説こうとも「お前は馬鹿か」と言うのが知恵者というものである。

あともう一つ気がついたのは、研究者という職業を名乗っている人の中にはこんな人もいるのだなあ、と任期付きのポストを転々として、東大とかハーバードとかハクのつきそうな名前をつければ、結構世の中渡れるものらしい(月6万のアパートぐらしで良ければ)今回は森口氏が取り上げられたわけだけど、同じように「怪しげな研究者」ってどれくらい存在しているんだろうね。