日本の誇る「品質」って

2013-02-14 06:47

なんのことだろう、とこの記事を読んで考える。

そこで一度、富士通の幹部に「スマホの品質面での改善について、どう取り組んでいくのか」と直撃したことがあった。彼によると「日本メーカーとして、スマホの世界で差別化していくには、いち早くCPUに高性能なクアッドコアを載せるなどのチャレンジが必要だった。そのため品質の方が追いつかない面もあったが、改善するよう努力している」と語っていた。

via: 次こそiPhone...品質でつまずいたAndroidスマホとドコモの憂い:日経ビジネスオンライン

ガラスマの「品質」がお笑いものだったことはよく知られている。こうした質問に対して何の意味もなさない回答を返すところは、さすがに大企業と幹部と思うが、そこは問題の本質ではない。

「日本製」=「高品質」と思われてた時代があった。もちろん今でもその図式が成り立っている部分が多いのだが、それでも国産スマートフォン、あるいはドコモのシステムの品質には驚かざるを得ない。よくこんなものを市場に出してくるなあと呆れる。

そういう事象を観察していると

「日本企業の考える品質ってなんのこと」という疑問が頭を駆け巡るわけだ。いや、多分富士通社内にも怖い品質保証部門はあるんだと思うよ。でもそれが消費者からみると機能していないように見える。

これは想像だが、彼らが考える品質とは、あくまでも「作り手のこだわり」としての品質ではなかろうか。端的に言えば自己満足的な品質。多分ハードの部品に関する要求とか無茶苦茶厳しいのだと思う。下請けに厳しく品質指導するのは日本の大企業のお家芸だ。

問題は

それが「ユーザから観た時の品質」に全くリンクしていないことにある。今やスマートフォンの「ユーザから観た品質」を制御しているのはソフトウェアなのだが、21世紀になって10年すぎた今でも彼らはそれを理解していないのではなかろうか。

あるいはこう言えるかもしれない。「商品力」という点に関しても、彼らは同じような穴に落ちていると。つまり彼らが誇らしげに語る「商品力」とは「作り手のこだわりとしての商品力」なのだ。クアッドコアにチャレンジしました、なんてのはユーザにとって何の意味ももたない。しかし作り手にとってはそれはチャレンジなので、ユーザ体験よりも優先される、と。

結果として

「品質への要求が世界一厳しい」日本の消費者が一番選んだのは、iPhoneでした、という一昔前では信じられないような事態が起こっている。

複雑な規制があり、またWeb対応フィーチャーフォンの人気が根強い日本の携帯市場は、海外企業にとって難攻不落だった。しかしAppleはついに、その市場のトップに登りつめることに成功した。Counterpoint Researchの調査報告が、そう告げている(出典: The Next Web

via: 日本の携帯市場占有率2012年の首位は...なんとAppleだった!

あのAppleがなあ。Iivi,IIvxはひどいもんじゃったが、、(以下年寄りの昔話が10万行続く)

っていうかこのニュース日本のメディアでは驚くほど取り上げられてないよね。かなりあやしげなこのニュースはあちこちで見るけど。

調査会社OnDevice Researchが米国時間11日に発表したモバイル端末の満足度調査結果によると、米国のスマートフォン・タブレット端末利用者の間で最も満足度が高かった端末はモトローラ(Motorola)の「Atrix HD」であったという。また第2位から4位にはモトローラの「Droid Razr M」、HTCの「Rezound 4G」、サムスン(Samsung)の「Galaxy Note 2」が続き、これまで高い顧客満足度を誇ってきたアップル(Apple)の「iPhone 5」は5位にとどまったという。

via: iPhone5の顧客満足度は5位 - 米国モバイル端末ユーザーの満足度調査 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)