未来のカーナビ

2013-07-10 06:26

というわけで何度か言及しているカーナビとiPhoneの関係である。

先日のWWDCで一番理解ができなかったのか、iOS in the carだった。デモがイマイチものだっただけでなく、その内容が理解できなかった。。しかしいくつか記事を読んでようやくなんのことかわかったような気がする。

北米では「KT(Kids and Transportation Safety Act)法の完全施行」という重要なキーワードがある。KT法では、駐車場などでクルマが後退する際に子どもを轢いてしまう事故の防止のため、"2014年までに、すべての新型車が1台以上の(後退時にクルマの後方確認をするための)バックモニターカメラを搭載しなければならない"と規定されている。

 そして、このKT法によって普及すると見られているのが、ディスプレイオーディオである。これは車載オーディオにタッチパネルディスプレイとバックモニターカメラ機能を搭載したもの。カーナビ機能は持っておらず、その代わりにスマートフォンとの連携機能が用意されている。カーナビ機能をスマートフォンに任せることで低価格化を実現し、KT法が定める「すべての新型車への標準装備」を実現しようというものだ。

via: 神尾寿のMobile+Views:あの感動、再び――Appleは新たな時代に踏み出した (4/4) - ITmedia Mobile

鍵はこのKT法だったのだ。いや前職の最後の頃に「ディスプレイオーディオ」という言葉は聞いていたんだけど、それが何のことかよくわかってなかったんだよね。

車にオーディオがついているのは当たり前。しかし来年からはそれにバックモニターがもれなくついてくる。であれば、それにスマートフォンを接続すればナビはいらない。

いいじゃないか。これこそが正しい姿だ。