進撃のGoogle

2014-01-31 07:09

さて、私が「Googleが次に買収するのはキアだ」と書いた次の日、このニュースが流れた。

Google とレノボが、Google傘下の携帯機器メーカー Motorola Mobility のレノボへの売却で合意に達したことを明らかにしました。取引額は約29億1000万ドルになる見込み。

via: Google、モトローラ・モビリティをレノボに売却。総額約29億ドル (更新) - Engadget Japanese


GoogleがMotorolaを買収した時の金額と、売却したときの金額の差額についてはいろいろな議論があるようだ。いずれにしても推定値の争いにすぎないので、そこについては好きな人に議論してもらおう。

多分確かなことは、GoogleはMotorolaの特許と先端技術開発部門を飲み込み、あとの部分を吐き出した、ということだ。進撃の巨人のWikipediaにはこういう記述がある。


捕食した人間をほとんど未消化で吐き出す。

via: 進撃の巨人 - Wikipedia


今のGoogleは「巨人」だ。

という冗談はさておき、そもそもMotorolaを買収した時に彼らがどういう可能性を考えていたのかはわからない。Steve JobsがMotorolaが作った「iPod Phone」に切れたように、所詮自分たちで作らなくてはと考えたのかもしれないし、最初から単に特許が欲しかったのかもしれない。

今はGoogle、それにAppleは自動車会社と付き合っているが、そのうち「こいつらはどうしようもない」という事実に気がつくと思う。というか多分もう気がついているだろう。(ちなみに「どうしようもない」というのは文化の差異によるものであって、どちらが良い、悪い、という話ではない、と模範的な注を付記しておく。)

そうした時に、彼らが「ホビー」としてその「協力関係」を続けていくのは、「所詮自分たちでやるしかない」と考えるのかはわからない。特にGoogleは「自動運転」とかどうするんだろうね。