成功した企業を凋落させる者達

2014-01-28 07:10

昨日非常に興味深い記事を見つけた。

任天堂は20インチタブレット出したらいいんじゃね?


テーブルに敷いて使う。
メインゲームはボードゲーム。

via: 任天堂が逆転できるハードを考えてみた - teruyastarはかく語りき


このideaには率直に感心した。私がWiiがPSX,XBOXと異なると思うのは、最初から「みんなでワイワイすること」を目的に作られているように思える点だ。この前我が家では子どもと友達4人が並んでゲームをやっていたが、楽しそうだし、見ているほうも楽しい。

これまで家庭用据え置きゲーム機というのは大画面TVを使うのが暗黙の前提だったわけだが、確かにボードゲームをメインにそうしたタブレットを出す、というのはとても良いideaのように思える。もはやTVは家族の中心にはないのだ。

しかしもっと興味深いのは「はてなブックマーク」についた「人気コメント」だ。いくつか引用しよう。

ゲーム機としてのiPadの最大の弱点は物理ボタンが無いことなんで、Wii Uは正しいと思うんだよなー。スマホあっても3DSは売れてるんだし、商品名をNintendo GameTabletにすべきだった。商品画像に本体を出すべきじゃなかった。

via: はてなブックマーク - 任天堂が逆転できるハードを考えてみた - teruyastarはかく語りき

そもそも、ボードゲームってそんなにやる?

via: はてなブックマーク - 任天堂が逆転できるハードを考えてみた - teruyastarはかく語りき

これやるんだったら複数台のタブレット端末用意すりゃいいんだよね。

via: はてなブックマーク - 任天堂が逆転できるハードを考えてみた - teruyastarはかく語りき


いまあるハードでもうできている、という言説。◯◯の本質は××だから駄目、という決め付け。今そんなにやっている人いない、という「将来を想像する」のではなく「現在の延長」でしかものを考えない態度。

笑っちゃうのは、iPhoneが登場したときに「物を知った人」からでたコメントも概ねこんな感じだったんだよね。思うに過去に革新的な製品を生み出した企業が凋落する、というのはこういう「賢い人」がはびこるところに原因があるのではなかろうか。

ということは、このidea本当にいいのではないだろうか。任天堂は3期連続赤字だった。去年岩田社長が「黒字1000億はコミットメント」といったとき、彼は本当に赤字なら退陣を考えていたと思う。結局続投することになったようだが、おそらく「変わりがいない」という理由ではないかと推測する。JALとは違う。経営を合理的に行えるトップがつけば業績回復する、といった状況ではないのだ。

糸井さんにこれ聞かれた時点で、

「あ、これは見た目やコンセプトで
全く何も伝わらないハードだな。」


ということがわかります。

via: 任天堂が逆転できるハードを考えてみた - teruyastarはかく語りき


短く言えば、Wii Uには「うわっ」がなかった。確かにいまある問題のいくつかを解決はしていたのだが。

「取り囲むインタフェース」というのは、今までのように「上下左右」が決まっていたものとは明らかに異なる。難しいのだが、きっと任天堂なら何かだしてくれる、という期待がある。これいいですよ。やりましょう。はてなブックマークでコメントしている「評論家」が多いのが何よりもその正しさを示している。