Appleを憎む人達

2014-03-20 07:07

先日ある場所で聞いたのだが、メディア関係者の中には、Appleを憎んでやまない人達がいるのだそうな。もちろん私のようなApple原理主義者がいるからには反対のポジションをとる人がいてもおかしくないし、そうやって世の中のバランスはとれているのだと思う。

前に書いたと思うが、「Appleは意図的にiPhoneが壊れるようにしている」という妄言を広めようとした女性が米国に居た。一つ我が国と違うところは、そうした妄言をTVで木っ端みじんにされていた点だ。

さて、米国では最近こうした本が話題になっているらしい。

元Wall Street Journal記者のYukari Iwatani KaneがAppleについて書いた、Haunted Empireという本がある。KaneはWSJで長年にわたりAppleの脈動を報じてきた人物であり、この本はスティーブ・ジョブズの在籍中と、CEOをTim Cookが引き継いだ後とで、カルチャーにどんな変化があったかの焦点を当てている。

引用元:Apple CEO、ティム・クック曰く:『Haunted Empire』はナンセンス。会社もカルチャーも正しく描かれていない | TechCrunch Japan

私が驚いたのはTim Cookがそれに対してコメントしていることだ。Appleに対する馬鹿げた言説は多いが、多忙なCEOがそれに対してコメントするのは何か理由があるのだと思う。

この本が翻訳されるかどうかはわからない。私が読むとすれば図書館で借りるとか、落ちていた本があれば拾うくらいのものだろう。

The book concludes exactly how it has been prepared to conclude

引用元:Book Review: Haunted Empire, Apple After Steve Jobs | 9to5Mac

このレビューによればこの本は最初から「Appleはもうダメだ」という結論をもって書かれたものであるらしい。そういう本はあまりおもしろくないぞ、と私の中の経験が語っている。

日本のメディア界に存在しているApple Hater達は喜んでこの本を翻訳するかもしれない。"Tim Cookが激怒!”とかいう帯をつけて。

長年に渡るApple原理主義者としては、今年のWWDCにもう心は向かっている。今年は参加することができるだろうか。