世界は狂気で満ちている-それで成り立つらしい

2014-04-08 07:10

というわけで、先日大変話題になっていた動画を以下に示す。

でもって世界中からこの動画に「同意と賞賛」の声が寄せられているわけだ。

しかし一歩引いて考えてみよう。この動画をみて「俺は(わたしは)あのエンジニアだ」と思う人は多いが、誰も「俺は(わたしは)エンジニア以外の登場人物だ」とは思わない。

これはおかしくないだろうか?計算が合わないではないか。というわけでいくつか仮設を提示する。

・「わけのわからない言葉の応酬」に喜びと価値を見出す人は、そもそもこの動画をみない。

・「俺は(わたしは)あのエンジニアだ」と思っている人は、外から見ると「こいつはエンジニア以外の登場人物だ」と思われている。

・「わけのわからない言葉の応酬」に喜びと価値を見出す人たちは集団で存在しており、その中でも「エンジニア」と「それ以外」が存在する。

しかしこういう感想がでてくるのも頷ける。

つまり、世界中の会議室でこれと同じことが起こってるんでしょうね。
そうじゃないかとは思ってたけど、こうやって証拠が上がってくると
自分だけじゃなかったという安心感とこれで大丈夫か地球はという不安が
同時に襲ってきた今日この頃。(^_^;

via: 「これは酷い!」「あるあるw」とある会議コメディが海外で大評判になってる: 誤訳御免。


キジルシばかりが集まっている会社(とか組織)というのは実際に存在する。しかしそれが結構ちゃんと収益をあげていたりする。これも長年の疑問なのだが、結構世の中は気が狂っていてもなんとかなるものなのかもしれない。

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もう一つ

みんなの党の渡辺喜美代表が化粧品メーカー大手の「DHC」吉田壽明会長から総額8億円を借りていた問題で、渡辺はこう弁明した。「自分個人に対する借金。個人的な借金で、政治家として生きるために必要な物をいろいろ買った。選挙資金や政治資金には使っていない。違法性はないと認識している」

   その買ったものの中に熊手があったというのだ。

via: みんなの党・渡辺喜美「8億円借金」お酉さまで熊手買った…もっとマシな言い訳しろ! : J-CASTテレビウォッチ


この言い訳に呆れるというより、こういう人間が「有力政党のトップ」にいる、という事自体が興味深いと思うのだ。あるいは民主党とかね。野田くんを除いてトップは極めつけのキジルシばかりだった。

つまり、民主党とかみんなの党に所属している人たちというのはこういう人間をトップに置いて問題なく日常を送っていける、ということなのだ。それはそれですごいことだと思う。

というわけで今日の結論

「世の中結構馬鹿ばっか。それでも成り立つ」

こう考えればちょっと前向きになれませんか?