Microsoftの車載システムへの野望

2014-04-07 07:19

Microsoftが車載システムに進出しようとしてからはや10年以上。Windows Automotiveとか懐かしいなあ。天下のMicrosoft様のOSで車載システムのすごいUIが開発できます!ってなプレゼンを何度聞いたことだろう。そういえばいつかやった仕事もOSはiTronとWindowsと両方想定していたし。

昔話をするときりがないのだが、その野望はいつまでたっても「野望」段階で止まっている。そうこうしているうちにWindows MobileはiOSとAndroidにふっとばされ車の分野では皆Windowsのことなんか忘れ、注目はiOS CarplayとAndroidのほにゃららになった。いや、こういう場面でこそMicrosoftのコピー能力を活かすべき。というわけでこんなものが発表された。

なんというか、Microsoft担当者の心持ちを思うとため息しかでない。去年のApple CarPlayのデモをみて一生懸命作ったんだろうなあ。まだこのデモはコンセプト段階で、実際デモもろくに動いていない。クラッシュしたところでVisual Studioの画面が見えた。開発者はあの画面だけでどんな段階にあるか理解できたと思う。元の記事でもこう書かれている。

It might be some time before we see this in reality, but at least Microsoft is aware it needs to take a different approach to getting its products into the cars of the future.

via: Microsoft unveils Windows in the car, battles Apple CarPlay | The Verge

訳:このシステムが現実世界にでるまではだいぶ時間がかかると思う。しかしMicrosoftは少なくとも「異なるアプローチ」を取る必要があることに気がつくべきではないか。

私が具体的に「異なるアプローチ」について教えてあげよう(何様)実に簡単なことで、しかも効果抜群だ。いいですか?

Windowsマークを取れ。なんでもいいから別の画像に変えろ

Windows Phoneの時も思ったが、Windowsマークというのは仕事でしか見ないものなんだよ。つまり仕事の象徴。使わなければならないから使っているだけで、誰もそんなもの使いたいと思っていない。Necessaly Evilというやつだ。そんなものを個人的な時間である車の中に持ち込もうと思う人間がいると思っているのか?