成功者はかく語りき

2014-05-21 07:11

毎度のことではあるが「大ヒット」を飛ばした人間はドヤ顔で「成功する秘訣」について語ることができる。SonyのCEOだってかつては他の会社の展示会で講演を頼まれることだってあったのだ。

「アナと雪の女王」が大ヒットである。ディズニー久しぶりの大ヒットと言ってもいいだろう。かくしてディズニーの偉い人はこう語ることができる。

この大ヒットの立役者がディズニー・アニメーション・スタジオのエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるアンドリュー・ミルスタイン氏だ。

 彼は同社の組織体制を従来のトップダウン方式から、徹底した現場主義体制へ大改革し、近年のディズニー・アニメーション快進撃の礎をつくり上げたキーパーソンでもある。ミルスタイン氏によると、ヒットを生み出すチームを築きあげるまでには、3つのポイントがあったという。

via: 『アナと雪の女王』大ヒット、ディズニー制作現場の裏側 (プレジデント) - Yahoo!ニュース BUSINESS


しかしこの「ディズニーの大躍進」は「ピクサーの没落」の少し後に起きているという事実に注目したい。もちろん2つの事象はたまたま同時期に起きたのかもしれない。しかし私はそこになんらかの因果関係を推察するのだ。

「メリダとおそろしの森」というひどい作品があった。あの作品は本来アナと雪の女王くらいになるはずではなかったのか。過去のピクサーの作品クオリティからいけばそうなったはずだ。

もちろん買収した企業を全く生かせないなんて話は世の中にあふれている。であるからピクサーを実質的に解体し、そのエッセンスを自分の中で活かしたディズニーの手腕は活目に値する。

そう思いながら、PixarのUpcomingのページを見てみれば、、私が勝手に「キャンセルされるだろう」と思っていたInsideoutはどうやら具体的になってきたようだ。こうした「ディズニー本体で取り組むには冒険的すぎる試み」や「過去の作品の続編」しかもうPixarには許されないのかもしれない。