Web文化というもの

2014-06-30 06:55

Google I/Oに行ってきた。いろいろ考えたことはあった。些細なことを自分が主張したい内容を補強する証拠としてとりあげる強引な議論にはあきあきしている。だから自分が同じ事をするのは気がひけるのだが、少し印象的だったので書いておきたい。

初日のスケジュールは事前に公開されたスケジュール表によれば

AM7-9: BreakFast

AM9-11:Keynote

AM11-:Lunch/Code Labs/Sandbox

であった。

しかし実際に起ったことは

BreakFast:なし

Keynote:9:05-11:35

であった。6時45分頃から並び始めた列が動き出したのは8:40頃である。キーノートが始まった時点では、会場は2/3もうまっていなかった。キーノート会場が満席になり、人がこなくなったのは9:40頃である。そして実際に11:00からいくつかのセッションはスタートするので、キーノートの終盤には席をたつ人がたくさんいた。過去2回参加したWWDCでは決してこんなことはなかった。

Google I/O自体にホスピタリティを感じなかったといえばそれは嘘になる。しかし「細かいところ」でWWDCと比べた時に差異を感じたのも事実である。混んでいるセッションでは、なぜか床に座ることが禁じられ立っていろと言われる。そう告げている人はおそらくアルバイトだから、彼女たちに責任をもたせるのは適当ではない。

ベータバージョンでもとにかく公開してフィードバックを得るのがWebのやり方だ、と思っている。そう考えればこのGoogle I/Oの運営はまさしくベータバージョンだった。多分私がここで書いていることは、Googleにとっては「まあ些細なことに目くじらをたてる人はいるよ。気にするな」ということなのだと思う。