iPhone Airがカーナビにトドメを刺す

2014-07-09 07:47

というわけで、注目を集めようと「言い過ぎ」の題名をつけてみました。しかし本音でもある。

何度か書いていることだが、5.5inch iPhoneについては不思議なことに情報がほとんど出てこない。4.7inch に関しては、モックアップから、詳細なCGイメージからなんでもそろっているというのに。

5.5 inchはiPhone6ではない、という噂は以前にもあった。私は「それはiPad nanoではないのか」と書いたがそれはさすがに間違っているらしい。こんなニュースがでてきた。

約4.7インチのバージョンはiPhone 6として登場し、約5.5インチのバージョンはiPhone Airとして登場するとの噂が報じられている。

via: blog of mobile » Blog Archive » 次期iPhoneはiPhone 6とiPhone Airの2機種が登場か、中国キャリアは4Gでネットワークテストを開始


なるほど、と思いはするが問題は「Airというからには本当に軽くて薄いんだろうな」という点である。5.5inchのディスプレイを持ちながら、iPhone 5Sより薄くて軽いなどということが可能なのだろうか?そもそもこの5.5inchモデルはなんなのか?こうした根本的な疑問は残ったままである。

しかしそれがなんと呼ばれるにせよ、おそらく日本で急速に普及することは間違いない。そして日本でカーナビ専門機を使う人間の数は激減するだろう。5.5inchあれば、カーナビ画面として使うのになんの問題もない。しかもカーナビとして使うために必要な追加コストは数千円である。

誰が10万円も出して「カーナビしかできない機械」を車に取り付けるのか?

この文章を書きながら、最新カーナビのサイトをあれこれみてみた。ここ10年での変化のなさには驚くばかりだ。日本のメーカーでカーナビ開発に人生を捧げた人たちには気の毒だが、いたしかたない。彼らは10年にもわたって業界を革新するチャンスを与えられていたのだが、何もしなかった。残業はたくさんしていたが何もしなかったのだ。