アナリストという職業

2014-10-15 06:59

サムソンの「不調」が伝えられている。

Samsung has reported a 60% fall in quarterly profits. Just three years ago, Samsung rose from seemingly nowhere to dominate the global smartphone market. Today, Samsung is being pressured from above and below as Apple steals away its premium customers and Xiomi and others steal away customers from the low-end.

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Keep in mind that these numbers come from BEFORE the introduction of the iPhone 6 and 6 Plus. The blood-letting has just begun.

引用元:Samsung Schadenfreude And The Fall Of The Church Of Market Share | Tech.pinions - Perspective, Insight, Analysis

まじめに計算していないが、「不調」といいながらその利益はおそらく日本の家電メーカー数社分に相当するのではないか。いずれにせよ声高にその「不調」について分析をする「アナリスト」は世界中に何人いるのだろう。

ややAndroid端末に関する話が長くなった。「なんだ、それはローエンド市場の話ではないか。アップルが狙っているのはそういう市場ではないから的外れだ」との声も聞こえてきそうだ。が、これはアップルも無関係ではない。こうした現象はいずれ中位モデル以上にも伝搬していくものだ。

引用元:"iPhone 6"リーク情報に欠けているもの | インターネット | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

そうかー。2年後にはAppleもサムソンと同じ道を辿るのかー。心配だなー(棒読み)

9月にAppleはiPhone6を発表した。しかしそれはいわば「前座」にすぎなかったことについても考える必要はある。アナリストが真偽定かではない情報をもとにアーダこーだ言っている間に企業はもう別の位置に移っている。世の中には「起こったことに大してもっともらしい説明を付けることが尊い」とされている分野がいくつかあり、ライターとかアナリストとかいうのもその類いなのだろう。

IT関連の企業はトップが明確な将来像を描き、アナリストが後ろをむいてあーだこーだしているうちにどんどん進まなくてはならない。それを示した面白い記事については、、、これ表にかけるかな。