Softbankに関するあれこれ

2014-11-13 07:30

最近のSoftbankに関して私がもっとも「なるほど」と思ったのはこの文章だ。

 「ただし、今後は国内No.1の地位を死に物狂いで取りに行くような積極的な投資をすることは考えられません。割引のキャンペーンなども、ドコモとKDDIに後れをとらないようについていくことになるでしょう。現在の顧客ベースを維持して安定的なキャッシュフローを得ていくことが、投資資金のためには必要なのです」(菊池アナリスト)

引用元:もはや通信会社にあらず!“投資会社”ソフトバンクの次のターゲットは?|ニュース3面鏡|ダイヤモンド・オンライン

つまるところ、ソフトバンクは投資会社であり、通信業はそのための資金をかせぐ手段にすぎない。そう考えれば参入当初はいろいろな施策で目を引いたが最近は「横並び」しか考えていない姿勢が説明できる、というものだ。

つまり彼らは「新しい製品、サービスを作って世の中を変えていく」ことに本質的に興味を抱いていない。やりたいのは

「投資をして、資金をふやしさらに投資して儲ける」

ことなのだろうと思う。我々はその過程で「ISDN使い放題で月1万円」などというNTTのふざけた提案をゴミ箱に放り込むことで利益を得られるわけだ。

さて、とはいっても通信キャリアとしてのソフトバンクからはこれからはあまり利益が見込めない。(ユーザとして)なんだかんだいっても日本の通信会社はしこたま儲けている。これは「うまくやった」ということなのだろう。

ふと考えたのだが、米国の航空会社はなぜああも儲かっていないのか?飛行機というのは米国社会にとって欠くことのできないインフラであるはず。なのになぜしょっちゅう倒産しているのだろう。日本の通信会社のようにカルテルを(実質的に)組み収益を確保することができない理由が何ああったんだろうなあ。。。と真面目に調べる気もないのであった。