いくつかの断片

2015-02-02 07:09

というわけで、少し前に書いた内容に関するニュースがいくつかあったので、つらつらと。

先日私はドコモの光ファイバー関連に関してこう書いた。

私はドコモの加藤社長はなかなかいい人ではないかと思っている。そしてその社長には悪いのだが

「何を言っているのか全然わかりません」

引用元:ごんざれふ

でもってこんな事情があるらしい。

一言で言えば、「ISPとの関係や減収を止めたいドコモの台所事情」、そして「NTTグループ内での立ち位置」など、さまざまな“しがらみ”が、複雑な料金プランとして露骨に表れてしまっているのだ。

引用元:石野純也のMobile Eye(1月19日~30日):「ドコモ光パック」はなぜ複雑に?――各社の“光コラボ+モバイルのセット割”を読み解く (1/2) - ITmedia Mobile

ユーザの事情を全く無視した「御家騒動」反映の料金プラン。さすがNTTとしか言いようがない。まあ高貴な方々の事情の方が、賎民どもより重要だよね。





さて、マイクロソフトの「衝撃!アップグレードが無料(棒読み)」に関して私はこう書いた

しかし特にMicrosoftが得意とするエンタープライズ分野ではそんなことは関係ない。「情報システム部門」がお墨付きを出すまではアップグレードができないのだ。

それが「たった1年」で可能か?と言われればまあ無理だろうなと思う。情報システム部門とは「仕事を早くやる」部門ではなく「責任を回避する」部門だ。ああ、バカバカしい。

引用元:ごんざれふ

でもって続報

 同社でWindowsエンタープライズプログラムマネジメントチームを率いるジム・アルコーブ氏は公式ブログで、「Windows 7 EnterpriseとWindows 8/8.1 Enterpriseは先週発表したWindows 10無料アップグレードの対象ではない(「Pro」エディションは対象)。

引用元:企業向け「Windows 10」は“1年無料アップデート”の対象外 - ITmedia ニュース

あのさあ。「Windowsは世界最大のインターネットサービスになる!」という高邁な理想は、、まあいいや。よくがんばった(棒読み)





先日私はこう書いた

「ハイレゾ信仰」とその信者からの「お布施」に企業復活をかけるのもそう非合理的なことではない。一エンジニアとしては、かつての日本家電メーカーの凋落を見る思いで寂しくはなるけどね

引用元:ごんざれふ

でもって最寄駅ではこんな展示がされているのだそうな。

しかし注目はその内容。なんと初代モデル「TPS-L2」にはじまり、大ヒットした2号機「WM-2」やウォークマンDD、ディスクマン(CDウォークマン)、MDウォークマンを経由し、ZX1、ZX2まで35年を代表するモデルを一同に会しています。特にカセット時代から使ってきたユーザーは感慨深いであろう展示です。

引用元:ソニー、JR品川駅でウォークマン35周年記念展示。初代含む歴代27機種が一同に - Engadget Japanese

写真を見ているうちに、私にもいろいろな思い出が蘇る。初代機を中古で購入し、電車の中で聞いた。名古屋から東京に鈍行でくるまでの間に電池が切れた。

あのころから比べると本当に技術は進歩した。しかし「音楽を外に持ち出せる」という画期的な驚きは今でも覚えている。その「画期的な新製品」を世の中に出し、さては「カセットケース大のウォークマン」で我々を驚かせたソニーが、今やオカルトに頼るようになったその凋落した姿に涙せずにはいられない。





最後は、単独のニュース

1995年のTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』第弐十弐話。使徒殲滅のため、エヴァ零号機によって投げられたロンギヌスの槍は、地球を大きく飛び出し目標を貫き、やがて遥か月へと到達した。劇中年と同じ西暦2015年を迎えた今、20年前のあの頃エヴァンゲリオンに衝撃を受けた僕たちの手によって、あの名シーンが現実のものとなる。

引用元:エヴァンゲリオン20周年ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト(ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト実行委員会) - READYFOR?

私はエバンゲリオンに全く思い入れのない人間だ。その私からみるとこのプロジェクトは

「幼稚、想像力の悲しいまでの欠如」

としか思えない。