武装しないけど滅びない預言者

2015-02-12 07:01

武装しない預言者は滅びる。なぜなら本当のことを言い、それが現実化すると(ほとんどの場合ロクでもない結果だ)「あいつのせいだ」ということになるから。

とはいっても何事にも例外がある。「なんの影響力もない預言者」の場合は武装しなくても大丈夫。だって過去にフォーストールのクビも、シノフスキーの首も的中させたけど、何の災いもなかったもん。(ElopのCEOは外したけど)

というわけで今回の「確実な予言」

Apple is going into the car business. According to BusinessInsider, an Apple employee wrote to say that his group was working on something that will, "give Tesla a run for its money." My own sources back this up.

引用元:Apple Is Working on a Car - The Mac Observer

ほら、私が先日書いたとおりだ。(まだただの噂です)

DaringFireBallに書いてある論拠はそれなりに説得力がある。こういうことだ。Appleの意思決定者たちは車に乗っている。そうでなければ彼の地では暮らすことができない。そして彼らがゴミのような「カーナビの類」にいつまで我慢できるか、ということなのだと思う。自分たちは日々すばらしい製品を磨き上げている。その彼らがカスのようなカーナビ画面に触る時何を考えるのだろう。

車というのは、ブランドさえ確立すればリスクの少ない低生産量で超高額でもちゃんとやっていける。といわけでこの予言があたったとしても私は乗ることがなさそうだけど。しかしそろそろ「家電メーカー」がプライムの車が出てきてもいいと思うのだ。私が会社に入った時、ある対潜ヘリコプターの主契約者が機体メーカーでなく、IBMになったと驚きの声を聞いた。車でも自動車会社は「サプライヤー」でいいと思うんだよね。中心はスマホにウォッチでさ。