Apple成功の秘密

2015-03-26 07:15

2007年、iPhoneが発表はされたがまだ実物が出回っていない頃。デンソーの内部で展示会をやった。そこで「iPhoneはどうしてこうも強力なのか」という問いかけをした。

デンソーは頭のいい人の集団だ。多く聞かれた声は

「まあAppleは信者がいるからねえ」

だった。

8年前の一流企業内の反応ならそれでいいだろうが、2015年にもなってジャーナリストを名乗る人がこう言っているのにはいささかうんざりする。

それでも、全世界に熱狂的な支持者の「アップルマニア」がいるのが強みだ。米誌タイム(電子版)によると、米調査会社アドビのアナリストはアップルウオッチに連動する端末が世界に約5億台あり、その5~10%が購入しただけで、2500万~5000万台に達すると試算している。アイフォーンの付属品にとどまり新市場を創出できなくても、一定のヒットは約束されている。アップル恐るべし!(SANKEI EXPRESS)

引用元:“アップル信者”のぜいたく品? それでもヒット確実の「アップルウオッチ」 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

おそらく私は信者を名乗る資格があると思う。電車の中でiPhoneを使っている多くの人をすべて「信者」の一言で片付ける人間が記事を書いて給料をもらえる、というのがいささか希望が持てる話でもある。もっとまともな事が書けます。誰か私に給料ください。さあ、遠慮しないで。

これはFacebookの方に書いたことだが、このSankeiBizの名無しの記者はこの二人も「Apple信者」で片付けるつもりだろうか?

二人のApple信者

引用元:CNET

会社員になって「広告・宣伝」がいかに大変なものであるかを隣でぼんやり聞いているから実感できるのだが、この

「費用をかけずに多くの場を自社製品の宣伝にしてしまう」

製品の力は尋常ではない。何億もかけた広告キャンペーンより、たった一枚のこの写真のほうが製品の力を雄弁に物語っている。ドイツとソ連の首脳二人が、どちらもMacを使っているのだ。誰に強制されたわけでも、広告費をもらったわけでもないのに。

広告・宣伝の力を軽んじるわけではないが、仮に広く知ってもらったとしてもそれがBestの製品でなければ1秒以内に忘れ去られるだけである。だから製品開発に直接携わる人たちは、どこに出しても恥ずかしくないBestの製品を作ることだけに集中するべきだ。

・クソゲーをブーストすると順位は上がるが一瞬で順位が下がる。
・クソゲーをブーストしても儲からない。
・クソゲーをつくったら速やかに次にいく。広告予算をかけてはいけない。

引用元:クソゲーをブーストするとどうなるの?大切なことは全て「タワモン」が教えてくれた。 | アプリマーケティング研究所