訃報

2015-07-17 06:49

Steve jobsの時はまだ心構えができていた。昨日のは全くの不意打ちだった。

yuko-hirom 経営者なんて権力にものを言わせた傲慢で冷血なメンタリティばかりで大ッキライだけど、岩田氏は大企業の経営者には珍しく高圧的でない人柄だった。経営手腕とかどーでもよくてそれだけで存在価値があったので悲しい

gogochephy 政治屋として優秀で経営者に上り詰めたのではない、純粋に思考力で経営者になった稀有な存在。経営者なんて、ほとんどが代替可能だけど、岩田さんは唯一無二だった。惜しい人をなくした

引用元:はてなブックマーク - "岩田聡さんのコンテンツ。 - ほぼ日刊イトイ新聞"

先日日本を代表する電機メーカーのトップがいかにクズであるかを書いたばかりだった。社長業というのは愚かで無神経でなければ務まらないのではないかと思っていたところだった。

もちろん私は間違っていた。岩田社長のような人がいることを忘れていた。どうでも良いことに気を取られ、大切な、覚えておくべきことを忘れてしまうのは何度もなんども繰り返した過ちだ。

馬鹿で愚かでなくてもその力を発揮して人に世界に影響を与えることはできる。そんなことを考えながら今はこの言葉を読み返そう。

彼がAppleのCEOを辞任した日に以下のような投稿があった。

それゆえ、なんらかの瞬間を人生の目的と考えてはならない。過ぎ去った巨大な深淵のごとき時を振り返り、無限に続く未来に思いを馳せるとき、人生が三日しか続かなかろうが、三世代にわたって続こうが、少しも差はないと知るだろう。

運命によってわれわれに割り当てられたこれらの瞬間、瞬間を正しく認識し、満足をもって世界を眺めよう。熟したオリーブの実が枝から自然に離れて地に落ちるときのように、われわれを育んだ土壌を、木を讃えようではないか。

-マルクス・アウレウス・アントニヌス 自省録

引用元:スティーブ・ジョブズの逝去に関するApple取締役会の声明 | TechCrunch Japan