大日本娯楽供給公社

2015-09-04 07:29

オリンピックのエンブレム問題は遠くからボンヤリ眺めていた。そしてなんの根拠もないが

「このデザイナーも本来の力ではなく”和をもって尊しとなす”で決まったんだろうな」

と思っていた。そしてどうやらそれは正しかったようだ。

#1134golden 五輪エンブレムの選考過程、まだ入選が決まっていない「原案」に組織委員が2度もアドバイスしてできた最終案を審査するって、明らかに広告代理店出身の佐野研二郎ありきの茶番だったとしか思えないじゃん。この期に及んでまだ擁護するの?

引用元:風間新吾(城南信用金ユーザー)さんはTwitterを使っています

人物相関図

引用元:【悲報】マスコミが佐野エンブレム審査委員8人に取材を申し込んだ結果wwwwwwwwwww

最近ではどうか知らないが「二科展」に入賞しようと思ったら、創作活動そっちのけで全国挨拶周りをしなくてはならない、とかそういう話を聞いたな。日本の「デザイン業界」というのもそういう業界なのだろう。

何よりも大切なのは「自分たちの絆」であり、成果物ではない。いや、すばらしい。

というのは、劇場公開が決まっている映画をメディアで酷評する際、それを発表するのは公開日当日以降、理想的には公開最初の週末以降、という暗黙のルールみたいなものがあるんですよ。映画批評で食ってる人の世界には。
 それは明文化されてもないし、そういう話し合いがあるわけでもない。ましてや破っても処罰があるわけでもない。自分も含めてみんな時々破ってしまうけど、映画批評を生業にしている者たちは、最低の仁義として守ろうとしているの。
 だから宇多丸くんや柳下毅一郎くんや井筒監督は徹底的に映画を批判するけど、公開後に自腹で観て、公開後に発表することにしている。菊地さんは「俺は、そんなルール、関係ないし、知ったこっちゃねえ」と言うだろうけど。
 そのルールにはいくつかの理由があるけど、まず、単純に試写などでタダで見せてもらいながら公開前に酷評して興行に悪影響及ぼすのは仁義にもとるからというのがひとつ。
 それに、映画を批評する人たちは、好きじゃない映画を批判したくても、映画がコケることを望んでいるわけじゃないから。観客の邪魔をするのは望んでないから。映画の内容は配給や宣伝の人たちの責任ではないから、彼らに迷惑かけたくないから。映画観客が減り、映画業界が衰退するのは望んでいないから。

引用元:『セッション』菊地成孔さんのアンサーへの返信 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

何度も書くが、この「評論家」の頭の中には「デタラメな評価に騙されて時間と金を無駄にさせられた」観客のことはカケラも存在しないようだ。観客がどういう目に会おうと、「業界の仁義」と「お互い支え合うことが重要」

エンブレムの「選考委員会」のマインドもにたようなものに違いない。いいよもう1964年のエンブレムで。今の日本はお互い仲良くすることに忙しくて「創作」ができないことを世界に対して認めようじゃないか。