公社がベンチャーを支援するとき

2015-11-19 07:15

2年ほど前にTech Crunch Japanが主催したイベントに参加した。そのときも感じたことだが、大企業がベンチャーを「支援する」というのはまあなんというか趣味というか、偉そうな顔をしたいというか、そういう動機からくるものだろう。大企業とベンチャーでは必要な資質が全く違うのだが、そんなことは無視して「君たちのやり方はなっちゃいない」とか言ってるんだろうな。あるいは大企業にとってそうした部署は「使えない人間」を閉じ込めておく場所なのかもしれない。

ただ、NTTインベストメント・パートナーズ時代から5年以上にわたりスタートアップを支援しているが、そこから世の中にイノベーションを起こしたり、海外進出するような事業が生まれているとは言い難いと西村氏。また、同社ではイノベーションビレッジの中で支援企業へのメンタリングなどもしているが、「我々は資金繰りで寝られないような経験をしているわけではないので、本当の意味で説得力のあるアドバイスはできないところもある」(秋元氏)といった大企業ならではの悩みもある。

引用元:ドコモ、「逆ピッチ」でスタートアップと新事業の“協創”目指す - CNET Japan

この控えめな表現の裏に、どれほど馬鹿げたやり取りがあったか想像するのもいやになる。電電公社の人間だけで集まって「誰々さんはどこに行った、をを、あの人はここに行ったのか」と情報交換なんかしたって、ベンチャーにはなんの役にもたたんよ。

今の若い人は「三公社五現業」といっても知らんだろう。しかしNTTは未だに「公社」である。企業の文化というのは一朝一夕(民営化されてからもう何十年もたっているが)に変わるものではない。

とはいえ

こうして立ち止まり「このやり方ではだめだ」と気がつくあたりがさすが電電公社と言えるかもしれない。だからといって彼らが成果をだすとは思えないが、まあ世の中何が起こるかわからない。期待しないで朗報を待つことにしよう。