いくつかの断片

2015-12-16 06:55

Firefox OSがとうとう終焉を迎えた。

Mozillaは、戦略的プロジェクトとして進めてきたHTML5ベースのモバイル向けOS「Firefox OS」の方針を変更した。Firefox OSを搭載したスマートフォンのキャリアによる提供を中止し、“コネクテッドデバイス”つまりIoT(モノのインターネット)にフォーカスする。AndroidとiOSの独占状態を打破するという当初の目標を断念することになった。

引用元:【Infostand海外ITトピックス】Firefox OSスマートフォンに終止符 立ち位置を模索するMozilla - クラウド Watch

Tizenに比べれば「何をやろうとしているかわかりやすい」Firefox OSだったが、やはりなんともならなかったようだ。こう考えるとGoogleがAndroidを作り上げたことのほうが奇跡に違いことだったようにも思える。あとweb osか。




さて、親愛なる日本の家電メーカーだが。

同時期に発売されたウォーターオーブン「ヘルシオ」は、音声対話によるメニュー提案機能付き。「鶏肉を使った料理を教えて」と話しかければ「チキンステーキはどう?」と提案し、自動で調理の準備を始めてくれるといった具合だ。

 もちろん、ココロボやスマホ向けアプリ「エモパー」と同様、ユーザーを和ませるとりとめのないおしゃべり機能も搭載。愛玩動物的なポジションは引き続き確保しつつ、積極的にお手伝いをすることで、家族の一員としてのポジションをより高めている。

引用元:シャープ「ともだち家電」が描く近未来--おしゃべりする冷蔵庫やオーブンレンジ - CNET Japan

溺れる者は藁をも掴む。倒産寸前のシャープは、ゴミのような「技術」にすがる。この前出したロボット電話といい

こんな感じである。ダメならば退場が資本主義社会というか社会の成り立ちとはいえ、ある種の感慨を禁じえない。




でもって一時はこの世の春を極めたサムソン。

しかし、ムーアヘッド氏は「Samsungが示す『答え』は毎年異なっているように見受けられる。これは、Sansungが問題を解決するために何をすべきなのかについて、出した答えに確信を持てていないように見えてしまう1つの原因になっている」と評価する。

 この1年におけるSamsung幹部の入れ替わりは激しかった。2014年12月に、Samsungは、「Galaxy S5」「Galaxy Note 4」「Galaxy Note Edge」の業績不振を受けて、シニアバイスプレジデントやエグゼクティブバイスプレジデントを含むモバイル部門の上級幹部を何人か解雇した。Appleに対抗できる「次のすごいものはもうここにある」(The next big thing is here)という広告キャンペーンなどでAppleに対抗できる成果を数多く挙げたSamsung Mobile CMOのトッド・ペンドルトン氏も、2015年3月、Galaxy S6の発売1カ月前に退職している。

引用元:サムスンは逃げるAppleの“尻尾”に触ることができるのか - TechTargetジャパン 経営とIT

大幅レイオフの話も聞こえて来る。いや仕事を探していた時人材バンクからサムソンの話もあったんだよね。書類で落ちたけど。塞翁が馬じゃないけど、もしあそこで受かっていたら、今頃唖然としながら次の就職先を探していたんだろうな。

企業の成功失敗は複雑な要因で決まる。ゴミが集まった会社がこの世の春を謳歌することなど何度も起こってきた。しかし一つだけ確かなことは上に書いてある

「Sansungが問題を解決するために何をすべきなのかについて、出した答えに確信を持てていないように見えてしまう」

だと思う。仮に少しうまくいかなくても「これが正しいんだ」と信念を持っているようにはとても見えない。Galaxy 7はどうなるんだろうね。Galaxy 6の延長でいくのか、再度ごろっと変えるのか。