Walk this way

2015-12-17 07:07

といってもエアロスミスについて語りたいわけではなく、おそらくまちがっている邦題の「お説教」について。

男性の遺伝子の奥深く「他人にお説教したい」という願望が宿っているようん思う。演説といってもよいが、他人にダメだしをし、自分の素晴らしさと対比し、一般的などうでもいい話をする。前にも書いたが、昔NTTデータの奴隷として働いていたときには、NTTデータの社員が派遣社員数名を前に朝の10時から夜の10時まで演説+お説教をしていたな。

でもって

先日社内の掲示板で知ったのだが「失敗力カンファレンス」というイベントがあったとのこと。

スピーカーの顔ぶれをみて「お前らこんなところにきて偉そうにお説教している場合じゃないだろう」という面々ばかりなのに驚いた。ドリコムにKlabって、何かの冗談か?

しかし

先日読んだHard Thingsとかと比べると、こういうところで得意げに講演する人間の質の低さに唖然とする。

上場して資金調達して、インキュベイト部門立ち上げてベンチャーの株式取得。
本業苦しくなり増資して資金調達するが、ベンチャー投資は止めず続ける。イベントに出て上場会社ならではの有難いおはなしをする。それを凄いと褒めそやす。

引用元:ハマナッカドール2号@NINJAさんはTwitterを使っています

こういう場所に呼ばれてしゃべることが「気持ち悪い」と感じないようなメンタリティでなければ、日本で起業などできない、ということなのだろうか。いや、まともな起業家はちゃんといるのだけど、気持ち悪い仲間で群れている、というのが正解なのだと思う。