いくつかの断片

2016-06-02 07:19

今日は一つまとめて書くほどの項目ではないが、何かひっかかるものをつれつれと。

「最初はガッカリさせることもあるかもしれません。でも、それを恐れていたら何もできませんよね。それにチャットだとクエリで検索できないことがどんどん入ってきます。チャットに早く手を出す会社のほうが先に行けると思います」(相川氏)

引用元:ボット相手にチャットで仕事探し―、WantedlyがFacebookボットをリリースするワケ | TechCrunch Japan

求人サイトがチャットボットを始めるのだそうな。現状チャットボットは全く使い物にならない。なぜそれでもやるのか、に対する答えがこれとのこと。

前のめりベンチャーはまあいいだろう。私が気になるのはここに見える

「自分たちの都合だけを考え、ユーザに不便や失望を与えること」

への徹底した鈍感さ。そりゃクエリデータを入手できれば、会社としてはありがたいんだけどさ。「なんだこのクソインタフェースは」というユーザの不快感は無視?Wantedlyってそういう会社?

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効果が一切証明されていないのに美容健康に良いと噂だけが喧伝され、日に日に水素水ブームは勢いを増していく。悪質な中小企業は効果があるよう誤認させる表示を行って消費者庁から処罰を受けるところも…。
そのような状況の中で日本ではあろうことか大手企業もインチキ水素水ビジネスに手を出し始めている。そこでnetgeek編集部ではどの会社が顧客を騙して金儲けをしているのか、まとめ一覧をつくってみた。

引用元:金儲けのために水素水販売に手を出した8つの大手企業 | netgeek

最近は水素水が儲かるらしい。というわけで、KPI達成のためにはこうした手法も有効なのだろう。こういう大企業は無邪気にホメオパシーを信じている人たちより明らかに悪質だ。なぜなら彼らはこれが効果がないとわかってやっているから(慎重な言い回しをみればそれがわかる)

まあソニーのこれといい、名だたる大企業といいながら実質はそんなものだ、という見方もできるだろう。

「ユーザのニーズに応えることが、企業の責務」

という恒例の「説明」もあるが、そのロジックはドラッグの売人も正当化できる、ということは頭のどこかに置いておくべきだ。

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ソニーが決算を発表した。もはやショックも歓声もおきないが、恒例の「セグメントロンダリング」は4ヶ月ぶり11回目なのだそうな。セグメントを変更するたびに生じる膨大な工数を無駄にできるのも大企業の特権というやつか。

セグメントと実態

引用元:市況かぶ全力2階建

セグメントの名称は左、実態は右である。なぜこうなるのかは簡単で、こういうことに意味があるとここから信じられる人間しかSONYでは出世できないから。

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などと書いていて、自分が情報に疎かったことに気がつく。

microSDXCメモリーカード 高音質モデル「SR-64HXA」の一部において、ファイルの追加、ファイルの削除、フォーマットができない、ウォークマン®などの再生機器での使用中に音飛びが発生する、などの場合があることが判明しました。つきましては、対象製品を無償で交換いたします。

引用元:製品に関する重要なお知らせ | 記録メディア | ソニー

いや、これは本当に「渾身のギャグ」としか思えない。

馬鹿は業者の謎理論を独自解釈して御満悦
業者は馬鹿を騙して金儲け
一般人は小金持った馬鹿を笑って溜飲を下げる

ピュアAUは関わった全ての人を幸せにする素晴らしい趣味だよ

引用元:【悲報】ソニーが音質に拘ったSDカード「SR-64HXA」、音飛びする不具合発覚で無償交換祭りに : IT速報

水素水も絵柄は同じか。

などと書いていると気が滅入ってくる。もっとまともなワクワクするようなニュースが聞きたい、とかいっているんだったら自分でなんとかしろ、ということですね。